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「早死にリスク」と「長生きリスク」で考える生保の見直し
無駄な保険料を払っていない?
支出が収入の範囲に収まっていない家計を、長く続けることはできません。収入を増やすのは簡単ではないので、まず考えるべきは「支出の削減」です。こうした時にしばしば出てくるのが「保険の見直し」です。今回は、生命保険の見直しの一番重要なポイントを解説します。
リスクを取らない「預金だけ」が別のリスクを生む理由
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現状、夫の年金と子供関係の手当をすべて貯金に回しています。保険については高額医療費等でそこまで負担はないと考え、本当に万一のときの備えのみです。今までリスクを取りたくなく基本的に定期預金にしてきましたが、老後資金や子供の学費を考えると、多少は資産運用もしたほうがよいかと思っています。以前、夫がデイトレードにチャレンジしたのですが、精神的に負担になって継続できず……。今度は長期運用を私が中心になってしようと思っています。夫の年金額も減っていく一方ですし、私が働けなくなった場合や子供の学費、老後資金などさまざまな不安があります。3つの質問について教えてください。1:資産運用を行う場合、どの程度の予算でなにから始めればよいのか2:今の保険で本当に必要な保障ができているのか3:老後資金のために個人年金保険など検討したほうがよいのか【現在の収入】世帯主:私、女性、39歳、会社員、年収380万円(手取り250万円)夫:障害者、障害年金120万
40歳までにしておきたいお金の準備って?
人生100年時代を生き抜くためには
教育資金や住宅ローンの返済など、なにかと出費の多い40代。老後の準備なんてまだまだ無理と、考えることを先送りしている人も多いのではないでしょうか。人生100年時代。定年を60歳と仮定すると、その先40年もの暮らしが待っています。厚生労働省が公表した「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、男女問わず賃金がピークとなるのは50~54歳。50代後半からは役職定年や関連会社への出向で収入ダウンになる人も。家計に余裕ができるまで先送りすると、老後の準備に費やす時間は10年を切ってしまいます。老後の準備は待ったなし。40歳をひとつの区切りとして、前倒しで準備できることは何か考えてみましょう。
キャッシュレス化に逆行?イオン「レジATM化」の思惑
まずは郊外・地方の43店で導入
本州・四国でイオン、イオンスタイルを展開しているイオンリテールが3月29日、レジで少額の現金を引き出すことのできる「キャッシュアウトサービス」を4月から開始する一部店舗を公表しました。政府主導で推し進めようとしているキャッシュレス化の動きとは正反対に映る、この取り組み。どのような狙いが潜んでいるのでしょうか。
1ドル=106円台を回復、円高ドル安は一巡したのか
「リスク回避」はいつまで続く?
3月22日、ドナルド・トランプ大統領が中国による知的財産権の侵害を理由に、中国からの輸入品に対して高関税をかける措置を発表すると、貿易戦争に対する懸念が強まって為替市場ではリスク回避の円高反応となりました。さらに翌23日には、ハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当、写真左)の解任が伝えられ、後任に対外強硬派のジョン・ボルトン元国連大使が就任すると報じられたことがドル売り材料となると、ドル円は約1年4ヵ月ぶりの安値を断続的に更新。そのまま心理的節目の1ドル=105.00円も割り込んで、104.64円まで下落しました。足元、ドル円は106円台を回復し、ドル安円高傾向が一巡したようにも見受けられますが、この先のドル円相場について、どのように考えればいいのでしょうか。
親が所有する分譲マンション、安く借りると贈与税はかかる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する伊藤英佑氏がお答えします。現在、夫と息子と暮らしています。実家の母から、母の持つ分譲マンション7部屋のうち、2部屋に兄家族と私たち家族でそれぞれ入居を勧められています。現在の家賃負担(毎月11万円)が減るのであれば、入居したいと考えていますが、マンションの家賃相場が30万程のため、今より安い賃料となると、管理費に少しプラスした金額程度になるかと思います。相続税の負担をできるだけ抑えたいとも考えていますが、相続対策として、今のまま私たちの住まいに住み続けるのが良いのか、月々7〜8万円の賃料で入居しても支障はないのか、お教えいただきたいです。ちなみに以前、税理士へ相談をしたのですが、ある税理士には毎月家賃負担0円で住んだとしても相続税額には影響がないと言われ、別の税理士には家賃相場の8割程度を負担しなければ、相続の際に税務署から目をつけられ、相続時の税額が一気に増えると言われました。現在の家賃は11万円ですが、入居予定の住戸の分譲価格
ゆとりある人生100年時代の「シンプルな」資産運用
イベントレポート
2018年2月17日に開催されたイベント「【マネーリテラシー】が身につく1Dayスクール〜お金に困らない人生を送るために役立つ知識とは〜」。これから新しい時代を生き抜くための「人生設計」と「お金」について学べる本イベントでは、さまざまなセミナーが開催。その中から本記事では、「人生100年時代の資産運用〜シンプル投資でゆとりある老後を〜」と題したセミナーをピックアップ。損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社営業課長・田中利典氏が「ゆとりある老後には一体いくら必要なのか」や「そのための資産運用はどうすればいいのか」について解説しました。
金シャチ横丁が本日開業、「なごやめし」はどこまで進化する?
官民で広げるビジネスチャンス
ひつまぶしや味噌カツ、あんかけスパなど、名古屋地域で親しまれる独特の食文化「なごやめし」。ひと昔前は「濃い」「くどい」と否定的に見られていたものが、今や逆に庶民的なご当地グルメの代表としてもてはやされています。3月29日には名古屋城内に食をテーマにした「金シャチ横丁」がオープン。観光資源に乏しいという名古屋の汚名を返上しようと、官民入り乱れて貪欲にビジネスチャンスを広げています。
新業態「プレイアトレ」は普通のアトレと何が違う?
自転車乗りの“聖地”になるか
東日本旅客鉄道(JR東日本)グループが展開している駅ビル「アトレ」。その新しい業態が3月29日、茨城県土浦市にオープンします。新業態の名称は「PLAYatre(プレイアトレ)」。既存のアトレ、アトレヴィとはまったく異なる新しいコンセプトで開発したという新業態は、既存業態とどう違うのでしょうか。
経済と理財の覇権争い、「経済」に軍配が上がったワケ
お金のことば16:理財(後編)
財務省理財局を入り口に「理財」という言葉の背景を探る記事の後編です。前編では、理財の「意味」が「金銭・財産をうまく運用すること」だと紹介しました。後編の今回は理財の歴史について分析してみましょう。実はこの言葉。もともとは中国の古典に登場する古い言葉であるだけでなく、明治から大正の一時期に「経済」という言葉と覇権を争ったこともあるという、非常に面白い歴史を持っているのです。
人生100年時代でどう変わる?投資前に考えるライフプラン
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。親からの贈与などが毎年あり、以下の通り、金融資産がだいぶ貯まってきました。どのような割合で投資にまわそうか悩んでいます。・貯金:450万円・全期前納型の日本の介護保険:400万円(5年払込の3年目)・米ドルの一時払いの生命保険:500万円(1年目)・アメリカ株(one tap buy):30万円・投資信託(ロボ系):90万円・クラウドファンディング(不動産系):60万円保険は子供が生まれるので貯蓄目的にはじめました。日本の介護保険は利率が低いので、解約金が上回ったら売って、ほかの投資にまわそうか悩んでいます。また保険や貯金などが一定額貯まったので、今後は支出を除いた20万円を、NISA、iDeCoに月5万円、投資に15万円ほどまわして運用しようかなと思っていますが、それだと投資の割合が高すぎるか悩んでいます。家は親が所有しているため住宅ローンや家賃はなく、旦那と私の財布は別にしています。旦那も米ドルの生命
いまさら聞けない!国民年金と厚生年金の違い
国民年金の基礎知識
マネー相談の中で、必ず確認する項目のひとつに「ねんきん定期便」があります。相談者である一般の人にとって年金制度は複雑で、ファイナンシャルプランナーが確認したい事項を口頭ベースで聞くのは困難。そこで毎年届く定期便を見せてもらうのが簡単で、確実なのです。とはいえ、みんなが支払っている年金制度、相談者が「よくわからない」と口をそろえて言うのを、知らぬままほっておいていいことはありません。今回は、公的年金制度の仕組みを始め、国民年金と厚生年金の違いを説明していきましょう。
大型開発「ミッドタウン日比谷」がフロア構成に秘めた狙い
1階の核テナントが集客のカギ?
かつて多くの企業が本社を置き、高度成長をリードしてきた街、日比谷。その時代を象徴した建物、三信ビルディングと日比谷三井ビルディングの跡地に3月29日、「東京ミッドタウン 日比谷」がオープンします。地下鉄の路線が複数乗り入れ、霞が関や丸の内といった官庁街やビジネス街にも近接するなど、商業地としては抜群の立地にありながら、隣接する銀座や有楽町に埋没し、長らく話題に上ることのなかった日比谷。東京ミッドタウン日比谷の誕生によって、どう生まれ変わったのでしょうか。
「ダーウィン」が来る? ITソリューション業界の最新潮流
6つの頭文字で注目銘柄を探る
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が残るのでもない。唯一生き残るのは変化できる者である」――。チャールズ・ダーウィンの『種の起源』の中に、こんな言葉が出てきます。日本のITソリューション業界は、企業数が多く、多重下請けとなるピラミッド構造もみられ、海外と比較すると独自の生態系(エコシステム)を形成していると言われています。一方で、テクノロジーは日々進化しています。そのため、企業が生き残るには変化への対応が重要です。今回は、「DARWIN(ダーウィン)」というキーワードで業界におけるテクノロジーのトレンドを整理し、変化に対応しようとしている企業を取り上げます。
住宅ローン残高3,450万、返済中でも自宅を賃貸に出せる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。2021年に住宅ローンの半分、変動金利分を完済したいと考えています。その後、自宅を賃貸に出して、近くの賃貸マンションに住もうと考えています。そうすると、今の家の返済は半分になるので、住宅ローンの負担が少なくなり、空室の時でも収支が辛くないと思っています。しかし、繰上げ返済をすると手元の現金が減るため、子供の教育費や、もしもの時が心配です。どのような基準で早期返済したらいいのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。私の現状の考えでは、給与収入で貯蓄できる現金は手元に置き、その他の収入をすべて繰上げ返済に充てようと考えています。このような考え方で、よろしいでしょうか。たとえば手元の現金が400万円に到達したら、それ以上はすべて繰上げ返済にあててしまう方が良い、などのアドバイスをいただければ幸いです。〈相談者プロフィール〉・男性、40代前半、既婚、妻(専業主婦)、子供2人(小1・3歳) ※子供は2人とも、中学か
なぜヒットにつながった?「暗闇フィットネス」人気の背景
日本人のシャイな性格が影響か
暗闇の中で色とりどりの光の中、音楽に合わせて体を動かす海外発の「暗闇フィットネス」が近年日本でもブームです。暗闇バイクエクササイズから暗闇トランポリン、暗闇ヨガまで、色とりどりのスポットライトと大音量の音楽のなか、まるでクラブのような雰囲気のある暗闇フィットネスが人気になっており、さらに多様化の傾向も見せはじめ、利用者の数を伸ばしているようです。なぜここまでのヒットにつながったのでしょうか。今回は、暗闇フィットネスが日本で流行した背景を探ります。
ピーチ+バニラ、LCC統合は“甘い結果”をもたらすか
どんな事情がANAを動かした?
ANAホールディングス(HD)傘下のLCC(格安航空会社)であるピーチ・アビエーションとバニラ・エアの2社が3月22日、経営統合を発表しました。統合によって、日本航空(JAL)系のジェットスター・ジャパンを抜いて、売上高で国内トップに躍り出ます。ただ、成長著しいアジアのLCC市場の中で、日本勢の存在感は小さいまま。航空業界からは「日本ではLCC事業は成功しない」という声も聞かれます。今回の統合はどのような意味を持つのでしょうか。
1ドル=104円台に突入、円買いトレンドに乗るべきか
足元のドライバーは「リスクオフ」
円高ドル安基調になかなか歯止めがかかりません。3月23日には、いよいよ節目の1ドル=105円を割り込んでいます。最近の円高ドル安の背景を確認しつつ、今後の展望にも触れたいと思います。