「やる気」が出ない…科学的にみるモチベーションの高め方
時間的なリミットはない!やる気にまつわるカンチガイ
やる気が出ないのはあなたのせいではなく、あなたが「やる気の出し方」を教わる機会がなかったせいである。自らの著書『「やる気」を育てる!』の冒頭でこう述べているのは、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)など、テレビで大活躍の心理学者・植木理恵先生です。「頑張りたいのに、やる気がわかない……」、そう焦った経験が誰しも一度はあるはず。勉強でも仕事でも、人はやる気を持てないことに対して集中することができず、その結果いつまでたっても上達しません。さらにやる気を感じない状態を放置すると、新しいことに気づく力がどんどん衰えていきます。「どうせできない」というようなあきらめ感が続けば、最悪の場合メンタルに深刻な影響が出てくる可能性もあります。そのため、やる気を育てる方法を知ることは、成績や労働効率アップの問題にとどまらず、生活のクオリティをも左右するのです。そこで今回は、第1章「やる気を育てる5つの原則」の中から、「やる気」の根本的なメカニズムについて見てみましょう。
茂木健一郎さんが考える、英語が得意になる脳の育て方
“5歳まで”が鍵!子供を英語嫌いにしないコツ
「英語教育はできるだけ早いうちから始めたほうがいいってホント?」「早すぎる英語の勉強はよくないって聞いたけど……」子どもの英語教育に対して、お父さんお母さんから疑問の声が多くあります。そのような疑問に対して、脳科学者の茂木健一郎さんは、近著『英語が得意な脳の育て方』の中で「英語教育はできるだけ幼いうちからはじめたほうがいい!」と断言しています。脳科学の発展により言語を認識する脳の構造がだんだんとわかってきており、その見地からも、英語をはじめるのはできるだけ早いほうがいいそうです。「英語で聴ける・話せる脳」の育て方についてフォーカスした第2章から、その理由をいくつか紹介します。
「伝えたいことが伝わる文章」を書くための最重要な3つのポイント
読み手を100%納得させる論理的な小論文って?
論文や小論文、作文(以下単に「論文」とします)は、「伝えたい考え(自論・自説)を伝えるための文章」です。『読み手を100%納得させる 論理的な小論文を書く方法』の著者、小野田博一さんはこうした文章を書く際の重要点として次の3つをあげています。1.伝えたいことが読み手に伝わるように書く ──当たり前のようですが、世の中には「何が言いたいのか伝わらない文章」が多いのです。2.読み手を納得させる ──読み手が納得しなかったら同意は得られません。3.書き手の考えを示す ──どっちつかずの曖昧な論文に価値はありません。それぞれの具体的な方法を、小野田さんは著書で詳細に解説しています。ここでは3つのポイントの概略を紹介しましょう。
「お金を稼ぐための基本」を知らない人が、勘違いしていること
「数字」が読めると年収がアップする?
「営業成績がトップになっても、なんで給料が上がらないの?」「出世するためには何が必要?」「どうすれば、年収はもっと上がるのか?」こうした疑問をもつ若手社会人は少なくありません。その疑問について答えるのが、『「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか?』(古屋悟司:著)です。この本の主人公は「とにかく、たくさんお金を稼ぎたい」ということしか頭になく、しだいに頑張る方向がズレていきます。ついには「もっと、稼げる場所へ!」とサラリーマンを辞め独立開業しますが、お店は閑古鳥が鳴き、社員もみんな辞める結果に。この本は、そんな主人公の人生を救うべく、「お金と幸せ」の関係について研究する未来の職業「会計ドクター」が主人公の過去にタイムスリップ。「お金を稼ぐしくみ」について気づきを与えるストーリーです。今回は物語の冒頭を編集のうえ公開。「彼はどこで道を間違ってしまったのか?」について、会計ドクターの「☆ここがポイント」とともに一緒に見ていきましょう。
50歳になったら知っておきたい「定年後のお金」のリスク
待ち構えている5つのリスクと落とし穴
この先、人口の減少が急速に進む日本。ひと昔前のように「60歳で定年を迎えたら晴耕雨読でのんびり過ごそう」などと考えられる人は少数派で、大多数の人は定年後も何らかの仕事に就くことを想定せざるをえません。とはいえ、いま50歳前後の人にとっては、どの程度の収入を確保すればいいのか具体的にイメージしにくいため、不安を感じているのが実情でしょう。漠然とした不安でも、放っておくとだんだん大きくなってしまうものです。定年後の備えを考えるのに早すぎることはありません。まずは、近い将来に待ち構えている5つのリスク、落とし穴を知ることからはじめませんか。(本記事は日本実業出版社刊『定年後のトクする働き方・仕事の探し方 2018~2019』の一部を抜粋、編集して掲載しています)
仕事でも使える!「共感する力」を活かすコミュニケーション術
カリスマ広報マンが吉本興業で学んだ大切なこと
他人の気持ちを感じとり、他人と「共感」しあえる部分が見つかった時、いい人間関係ができ、ひいては、いい仕事ができていた。ここでいう「共感」とは、意思の疎通がうまくいき、心や気持ちが通い合い、お互いのことを理解して、相手のことを好きになって、自分のことも好きになってもらうということだ。(本書18ページより)これは元吉本興業のカリスマ広報マンであり、現在はコミュニケーションの専門家として活動している竹中功さんの近著『他人も自分も自然に動きだす 最高の「共感力」』の中の言葉。竹中さんによると、良いコミュニケーションに必要な「相手の信頼や承認欲求」に応えるのが「共感力」だといいます。その力があればヒトが動き、モノごとが動きだすのだとか。第1章「他人も自分も「気持ちよく動く」カギは、共感する力だ!」から、共感力についていくつかのポイントを抜き出してみます。
日々のモヤモヤの原因は、記憶にない過去のトラウマのせい!?
各界で話題のキャラクトロジー心理学とは?
学校や職場などでなぜか周囲になじめなかったり、何をしていてもどこかで「自分はダメだ」「どうせできない」と諦めてしまったりすることはありませんか? 実は、こうした「うまくいかなさ」の原因には、幼いころの記憶が関係しています。人は、胎児から6歳頃までの幼児期に体験した居心地の悪い記憶(トラウマ)によって、自分の内側に5つの人格(キャラクトロジー)を抱えます。そのキャラクトロジーの現れ方や、そこから生まれる「心のクセ」によって、その人の性格や趣味や嗜好、姿形や人生の選択までもが決まっていくのだとか。この心のクセに向き合うことで、本来の自分を知り、人生を良いものとしていくのが「キャラクトロジー心理学」です。
遺族が思わず脱力する「がっかり遺言書」にならない書き方
法的に無効な遺言書にさせないためには?
数年前の終活ブーム以降遺言書を書く人が増えていますが、専門家からすると「ネット記事を参考にしたのか一見それらしく整えられているが、後の手続き段階で法的に無効と判明し、遺族が思わず脱力する“がっかり遺言書”なのがほとんど」のようです。そんな「がっかり遺言書」の例と改善点を簡単に見てみましょう(参考文献:『「きちんとした、もめない遺言書」の書き方・のこし方』)山田和美著、以下引用はすべて同書から)
文章を"書く"だけじゃない!稼ぐWebライターの仕事術
売れっ子ライターになるコツ
今、Web上に掲載する文章を書く「Webライター」の需要が大きくなっています。パソコンさえあれば誰でもはじめられ、ちょっとした隙間時間を原稿執筆にあてることもできるので副業としても注目されている職業です。「Webライター」とは、クライアントのニーズに応じて企業サイトを含めたWebサイトに掲載される文章を書くことで収入を得ます。Webメディアが増えるにつれ、ライターへのニーズが急速に増しているほか、自分の技術に応じた“オリジナルのキャリア”を築くことができることができるのも、人気の理由の1つなのかもしれません。そんなWebライターになりたい方やキャリアアップしたい方に向けたノウハウを集めたのが『成功するWebライターの仕事術』(ランサーズ株式会社:監修)です。需要の割に職業としては新しいため、成功へ至るルートが確立されてるとはいえません。そのため「上手な文章を書くことが大切なのはわかるけど、他になにをすればいいの?」と悩む人も多いようです。そこで、本書の第2部から「Webライターのキャリアアップ」についていくつかのポイントを紹介します。
株の暴落に直面したときトレーダーはどう心を整理する?
いざと言うときのメンタルマネジメント術
今年の1/23に24,000円を突破し、年初来高値(昨年来高値)をつけてからちょうど2か月。アメリカの相次ぐ高官辞任や、対中国を主とした関税措置を嫌気したダウ安に連れて節目の21,000円を割り、一時は1,000円安まであった3/23の日経平均。これを受けて市場には「いつもダウに連れ安するくせに、連れ高となると動きが鈍いのはどうなのよ?」という不満や「日本企業のファンダは悪くないのにここまで下げるのはおかしい」という現状に対する否認、「誰かあの大統領からTwitterを取り上げて黙らせろ」という怒りと怨嗟の声など、様々な感情が渦巻きました。それから約2か月。海外勢の買い越しも徐々にみられるようになり日経平均は22,000円台を回復していますが、常に起こりうる暴落は(がっつりとショートポジションを組んでる人以外にとっては)「怖い」ものです。業界屈指の自己売買部門を持つことで知られる山和証券で執行役員ディーリング部長を務める工藤哲哉さんも、損失の恐怖で吐いたことがあるそうです。
食べながら健康的にやせられる「帳消しダイエット」4つのコツ
太りにくくなる「新・食べる順番」は?
噛めば噛むほどやせる!?チューイングトレーニング太っている人に共通している習慣として「早食い」があります。よく噛まずに早食いをすると胃がふくれても脳は満足感を得られず、すぐにまた食べものを欲するようになるので太ってしまいます。そのため髙橋先生は、帳消しダイエットの「レッスン1」として、よく噛んで食べることをあげています。食事をすることで代謝量が増えることを「食事誘発性熱産生(DIT:Diet Induced Thermogenesis)」といいます。DITは栄養素の種類によって異なりますが、ゆっくりよく噛んで食べることで、急いで食べるときに比べて食後のDITが20倍以上に増加することが報告されています。さらに、肥満を招く食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、少量でも満足感が得られ、無意識に食べる量がセーブされます。その結果、自然に減量ができるのです。「よく噛んで食べる」とは昔からよくいわれていますが、実践できている人は意外と少ないのではないでしょうか。「やせたいけれど、何をすればいかわからない!」という人は、ぜひ次のようなチューイングトレーニングを実践して、「噛む」練習から始めてみてくだ
結果を出すリーダーは部下を評価しない?相手を安心させる秘訣
チームを動かすために必要なこと
社員20名のベンチャー企業を皮切りに、ミスミやリクルートでキャリアを積み、現在は人材育成や組織活性化を中心に数々の大手企業をコンサルティングしている中村一浩さんは、自らの経験から、ビジネスリーダーの “理想像”に行き着いたそうです。それは、「メンバーの言動に対し、すぐに評価を下さない」ということ。リーダーの役割は部下を指導し、評価することのはず。中村さんの真意はどこにあるのでしょうか。著書『なぜ、「すぐに決めない」リーダーが結果を出し続けるのか』の第1章「メンバーのパフォーマンスを最大化する」から、その一端をピックアップしました。
「仕事の達人」になるために学歴や能力より大切なこと
新社会人が前向きになれる仕事のキホン
「あなたのその一生懸命さが、努力が、汗が、無駄にならず報われるようにするには、仕事においてどのようなことを心掛けたらいいのか、どういうことに気をつけたらいいのでしょうか」 と語りかけるのは、「経営の神様」といわれた松下幸之助(松下電器産業株式会社《現・Panasonic》創業者)を23年間側近として支えた後にPHP総合研究所の社長となり、参議院議員も務めた江口克彦さんです。江口さんは新著『働き始めた君に伝えたい「仕事の基本」』において、新社会人や若手のビジネスマンに向けた22のアドバイスを送っています。それらは小手先のビジネススキルではなく、「仕事」と「人間」への深い洞察から導き出された、幸せな人生を送るための大切な指針と言えます。ここではそのエッセンスを、少しだけ紹介します。
たった「15分」のミーティングで仕事が変わる!すごい効果
サッと集まってサッと解決するスピード感
仕事は「現場」で起こっています。会議室ではありません。(プロローグより)自らの著書『みんなが自分で考えはじめる「15分ミーティング」のすごい効果』の中でこう述べているのは、「ミーティングのやり方次第で社員のやる気と実行力、そして売上を上げられる」という考えのもと、日本初の「ミーティングコンサルタント」として活躍している、矢本治氏です。矢本氏は「7割が前年実績を下回る」といわれるブライダル業界において、人員の入れ替えや安売りをすることなく、ミーティングのやり方を工夫することだけで売上を3年間で3倍にした実績があります。そのとき考案したのが「短い時間」に「少ない人数」で、「(お客様情報を持つ)現場のスタッフ」が集まり話し合う「15分ミーティング」です。この短時間のミーティングの繰り返しが、組織の風土にいい影響を与え、業績向上につながったのだそうです。
フリーランスで破産寸前から年収1000万へ、安定して稼ぐ方法は
地獄から這い上がったその経験と心得
「誰もが100年生きる時代の到来」がささやかれ出し、新たな「働き方」を自らで模索する必要に迫られています。そのようななか、以前にも増して注目が集まっているのが「フリーランス」という生き方。しかしフリーランスは「時間や場所にしばられず、自由に働ける」「自分のスキルを活かして、高い報酬をもらいながらバリバリ稼ぐ」など、自由な働き方に成功している人がいる一方、「不安定な収入に不安な毎日」「日々、忙しく働いているのに、収入が見合わない」など苦しんでいる人が多いのも事実です。今回『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』(日本実業出版社)を出版した山田竜也さんもかつてはその一人。コネなしスキルなしで独立し、900万円以上の負債を抱え自己破産寸前になるなど、どん底を経験したと言います。今では1000万円を超える収入を稼ぎ続けている山田さんに、「稼げるフリーランスになるための基本」についてお聞きしました。(文責:日本実業出版社)
自分の身は自分で守る!「住宅ローン」で損しないために
売る側にとって不動産は"ただの商品"
「知識無しでも検索すれば情報が得られる」時代も今は昔。一定レベルのリテラシーがある人にとっては「まともな情報を得るには、ゴミ情報を除外できるだけの前提知識が必要」というのが常識であり、この傾向は医療や金融・不動産方面で顕著です。公認会計士として中立的な立場から、ブログや各種メディアで住宅ローンを解説している千日太郎氏も次のように述べています。ただ、住宅ローンに関しては、インターネットに全く恩は無いんですよ。インターネットで住宅ローンのキーワードを検索して一番に出てくるのは金融機関のホームページです。当然ですよね。金融機関のホームページは『とにかくウチの商品が良いよ』としか書いてません。じゃあ比較サイトは? というと、ただ銀行のホームページへの広告を並べてるだけです。じゃあ個人サイトは? というと、自分だけが知ってるノウハウでこんなにお得に……で情報商材を買わせようとするサイトが強いです。インターネットがホント役に立たない、実に珍しい分野です。(「千日太郎の住宅ローン無料相談ドットコム」より)千日氏は、そうした見解をもとに「保険の勧誘なし、相談者の要望が無ければ特定の金融機関を勧めること
楽天で学んだ“目標を絶対に達成する行動習慣”とは
リスクを小さく抑えて最大の結果を出す
『楽天で学んだ「絶対目標達成」7つの鉄則』の著者で、コンサルタントや出資者として複数のベンチャー企業の経営に関わる小林史生さんは、草創期の楽天でキャリアを磨いた経験を持ちます。入社は2000年。「楽天市場」の初期の主要メンバーとして活躍し複数の事業部長を歴任したのち、買収先のアメリカ企業の社長に抜擢され低迷していた会社の再建に成功するなど、成果を上げ続けました。そして、楽天を卒業後、自分のコンサルティング会社を興し様々な会社の支援をしていたとき、次のことに気がついたそうです。「楽天で当然と思って実行していた経営手法や営業メソッドは、業界や企業規模にかかわらず非常に有効で、すぐに結果を出すことができる方法である」それは、数多くの楽天出身者がグローバルなビジネスシーンで大活躍していることからもわかります。前掲の小林さんの著書には、事業を拡大し続ける楽天で毎日実践されている目標達成のための手法や仕組みが、惜しげもなく公開されています。ほんの一部ですが紹介しましょう。
コンビニ弁当を10倍ヘルシーに?帳消しにする食べ方
ハーバード大学医学部元准教授が提唱
暴飲暴食で、増えた体重にため息……。体に悪いのは知っているけれど、ラーメンや焼き肉など好きなものを食べることはやめられない……。人は“食”に対する誘惑に弱いものです。そこで注目なのが、ハーバード大学医学部元准教授で、現在は「ダイエット外来」があることでも有名な麻布医院院長の髙橋弘先生が編み出した、好きなものを食べても脂肪や糖質を「なかったこと」にする食べ方=「帳消しメソッド」です。高橋先生の著書『好きなものを食べても 太らない・病気にならない 帳消しメソッド』より、メソッドの基本と、具体的な食事別帳消し法をみてみましょう。