収入は日本の3分の2、でもイタリアの生活が破綻しないワケ
物価は安くないのになぜ?
イタリアの大手コンサルティング会社ジョブ・プライシングによると、2017年におけるイタリアの平均月収入は1,580ユーロ(約20万円)とのこと。これ、初任給ではなく全世代の平均月収です。一方で、同年の日本の平均年収は約432万円(国税庁民間給与実態統計調査による)です。税金額は自治体によって変わりますが、ボーナスを考えずざっくり平均すると月々の手取り額は28万円ほど。日本と比べるとイタリアの収入額は約3分の2という計算になります。これだけ収入に差があるとお金の使い方も大きく変わりそうです。イタリア人はどのような生活を送っているのでしょうか。
夏休みは最低2週間のイタリア、旅行費用をどうしてる?
お金をかけずにバカンスを楽しむイタリア人のワザ
ヨーロッパの夏休みが長いというのはよく知られた話。イタリアの会社員も夏のバカンスは最低2週間、長い人はうまく有給をやりくりして4週間ほども旅行に出かけます。しかし、それだけの長期休みとなると気になるのはお金のこと。そんなに休みが取れるなんて……とうらやましく思う反面、長期の旅行に出かける費用をどうしているのか気になる人もいるかもしれません。イタリア人はバカンス好きというイメージがありますが、実際はどのくらいのお金をかけているのでしょうか。