リピート率7割、女性も行きたくなる「豪華カプセルホテル」 の最大級施設が名古屋に誕生
安心お宿プレミア名古屋栄店に潜入
ホテル活況といわれる中で、宿泊施設としてボリュームゾーンと言われた旅館は年々減少。2018年の旅館軒数は約3万8千軒という一方、カプセルホテルを含む簡易宿所は増加の一途を辿り、約3万5千軒と肉薄する勢いです(※ホテルは約1万軒)。宿泊施設全体では8万軒を突破する増加傾向において、簡易宿所の増加は特に目立ちます(厚生労働省「生活衛生関係営業施設数」)。
「ビジネスホテルとコンビニ」は最強の組み合わせ、電子レンジを制するものはホテル滞在を制す?
ビジホで「部屋食」
読者にはビジネスホテルのヘビーユーザーといったビジネスパーソンも多いことでしょう。訪日外国人旅行者や2020オリンピックを見据えたホテル開業ラッシュが続いていますが、特にビジネスホテルの新規開業が目立ちます。ビジネスホテルは業界では宿泊特化型ホテルといわれ、朝食の提供はあるもののシティホテルにあるようなレストランや宴会場、結婚式場などは基本的にありません(設備はビジネスホテル然としつつ一部コミュニティ機能のある施設もあり)。かように提供するサービスをはじめ客室面積なども限定的ですが、機能性や立地といった点も含め、安価で気軽に利用できるイメージのビジネスホテルは多くの人々に利用されています(中には繁忙期にシティホテルクラス並に価格高騰するビジネスホテルも)。また、昨今進化系ともいえるビジネスホテルが増加。広い客室や快適なベッド、大浴場を設ける施設、グルメな朝食を提供するホテルも増えています。多くのブランドが各地を席巻する中、差別化はビジネスホテルにとって大きなテーマです。
金沢・百万石通りに進化系ホテルが続々開業、豪華すぎる「ロビーサービス」の全貌
コーヒー、抹茶、地酒などが無料
観光都市として大いに賑わいを見せる古都・金沢。特に2015年の北陸新幹線開業以降は注目度も高くなり、訪日外国人旅行者も増加しました。それに呼応するかのようにホテルも激増し、シティホテルからビジネスホテル、簡易宿所に民泊とカテゴリー入り乱れての集客合戦となっています。
外国人観光客の増加でホテル戦争が勃発、「飛騨高山」の個性的な宿3選
美人女将、飛騨家具、「鶏ちゃん」
他の大都市に比べて名古屋・東海エリアのホテル進化は鈍いといわれてきました。東京から新幹線で完全な日帰り圏内であることも一因でしたが、近年ではリニア開業予定(2027年)の発表、訪日外国人旅行者の増加もあり状況が一変しました。多彩なコンセプトのホテル開業が続き、さらに“昇龍道”というワードも認知されることになり、名古屋から飛騨、北陸地方が人気観光ルートに。昇龍道とは中部・北陸地方を“龍”に見立てた観光ルートですが、中間地点ともいえる人気観光エリアが飛騨高山です。高山は「飛騨の小京都」といわれ、市街中心部には城下町や商家が雅な佇まいを残しています。そんな雰囲気に惹かれる観光客は訪日外国人旅行者を中心に増加の一途をたどり、それに合わせるかのように宿も増えています。
「大阪一夜景が綺麗なホテル」にホテル評論家がプライベートで訪れる理由
ユニバーサルスタジオにもアクセス良し
観光都市として人気の高い大阪には多くの注目エリアがあります。中でもベイエリアには魅力的なスポットが集まります。最も知られているのはユニバーサル・スタジオ・ジャパンですが、他にも海遊館や天保山など「遊べるエリア」です。さて、ホテルもデラックスからエコノミーまで多種多彩ですが、ホテル評論家としてプライベートでも利用率の高いホテルが「アートホテル大阪ベイタワー(旧ホテル大阪ベイタワー)」。51階建ての高層ホテルで23階以上のハイフロアに位置する客室からは絶景が広がります。
大阪のホテルが供給過多? ロイヤルパークは「都会のオアシス」のラウンジで対抗
ラグビーW杯・南アフリカ戦で沸騰の現場
都市部を中心にホテルが激増する中、ホテルにとって“差別化”は重要なワードです。他にはないコンセプトを打ち出し、選んでもらえるホテルになるという考えは理解できます。客室数ベースでいえば増加するホテルの多くは宿泊特化型のホテル。宿泊に特化したホテルといえばビジネスホテルは定番ですが、「どこも同じような雰囲気」「低料金でもせっかく泊まるのならばテンションが上がるようなホテルがいい」という声は訪日外国人旅行者を中心に根強くあります。
中華街に行かずに「部屋で最高の中国料理」、ルームサービスがお得すぎるホテルとは
貴重な立地のローズホテル横浜
多くの観光スポットのある横浜にあって、「中華街」の人気は別格です。中華料理を味わえるお店はよりどりみどり。何より独特の雰囲気が愉しめる世界最大のチャイナタウンには多くの観光客が押し寄せます。そうした中華街人気にあって、中華街にあるホテルを探してみるとあまり見当たりません。そのような中華街ホテル事情で、孤高の存在が「ローズホテル横浜」です。
列島縦断「ご当地ビジネスホテル」のおすすめ11選、「西高東低」の傾向も
大手チェーンに負けない“独立系ホテル”の魅力
安くて快適と人気の高いビジネスホテル。予約数の増加や料金の高騰で時に宿泊しにくい時もありますが“まず探すのはビジネスホテル”という人も多いのでは? ビジネスホテルは、ホテル活況が叫ばれている中にあって、最も増加傾向にあるカテゴリーです。全国各地にあるような巨大チェーンから新興ブランドまで多彩ですが、10泊で1泊無料というような会員カードの効果もあり、どこへ行っても同じチェーンをセレクトするという人も多くいます。やはり全国チェーンブランドが席巻する業態です。そこで今回は、多くの人々に知られた大手チェーンは割愛し、ホテル評論家として実際利用してみて良かった“独立系・小規模チェーン”のビジネスホテルブランドを紹介します。
顧客満足度1位「ドーミーイン」の“和風ビジネスホテル”という挑戦
名物の大浴場は本家超え
ホテル活況が叫ばれて久しいですが、特に広がりを見せているカテゴリーがビジネスホテル。多くのブランドが顧客獲得のためにしのぎを削っています。あまたある中で人気ブランドとして名高いのが『ドーミーイン』で、顧客満足度調査においても1位になりました(日本生産性本部2019年度日本版顧客満足度指数(JCSI)調査)。ドーミーインは全国区のビジネスホテルですが、いくつかのブランドで構成されています。中でも最近密かな人気となっているのが、和風ビジネスホテルともいえる新ブランド「御宿 野乃(おんやど のの)」です。そもそも天然温泉大浴場の充実度でも知られるホテルブランドですが、いったいどのようなコンセプトなのか、取材レポートをお届けします。
9月開業「新生オークラ」へ潜入、旧本館ロビーはどのように再現された?
オークラ・ランタンは形はそのまま、電球はLEDに
ホテル開業ラッシュが続く中で、2019年の大きなトピックが9月12日に開業した「The Okura Tokyo(ジ・オークラ・トーキョー)」でしょう。建て替えのため、2015年8月31日にホテルオークラ東京の本館が閉館。総工費1000億円を投じた4年に渡る壮大なプロジェクトでした。ホテルオークラ東京の開業は1962年。イギリスのチャールズ皇太子やダイアナ妃、アメリカのクリントン大統領、ジョンレノンなど50年以上に渡り多くの著名人にも愛されてきたホテルです。日本を代表する伝統と格式があるホテルだけに、どのような変貌を遂げたのか注目度の高さも別格です。早速出向いてみました。
「2つの貸切風呂」「朝食は海苔弁」築地の新ホテルで“上質な日本文化”を体験
部屋には檜風呂も! 都心にいながらくつろげる
ホテルは日々増え続けています。供給客室数の増加は都市部ほど際立っており、大型のグランドホテルというよりは宿泊に特化したビジネスホテルが目立ちます。客室面積が限定的であり供給客室数ベースでいえば増加しているという結果は納得できます。また、都心の狭い土地や変形地という条件でも建てやすいこともあるのでしょう。一方で、小さなホテルながら、差別化のために様々な趣向を凝らすホテルが多く誕生しています。中でも注目されるのが「ブティックホテル」というカテゴリー。国際的にも様々な定義付けがなされてきたホテルカテゴリーのワードで、デザイン性の高さ(個性的なデザイン)、独特のコンセプト、文化や趣味・趣向といった価格帯等ではないセグメントのホテルの形態といえます。利用者からみると“泊まることが楽しくなるようなセンスの良いホテル”と位置づけることができるでしょう。
「マツコの知らないビジネスホテルの世界」第1位ホテルの「苦悩」と「進化」
一躍有名になった「高崎のビジネスホテル」を評論家がレポート
前回、2016年11月に放映された「マツコの知らない世界」(TBS系)の特集、「マツコの知らないビジネスホテルの世界」第1位のホテルについて、放送後の反響を中心に紹介しました。2回目となる今回は、記事の本編としてホテルの魅力をはじめ、多くの人々に評価を下されることになったホテルの課題、リアルな現場のドラマなどボリューミーにお伝えします。
「マツコの知らないビジネスホテルの世界」で“大ブレイク”したホテルのいま
ホテル評論家が「日本一」と評した理由とは
筆者は、ホテル評論家という肩書きでメディアから様々なホテル情報を発信しています。この記事のようなウェブメディアをはじめ、新聞、雑誌、テレビなど様々な媒体から発信していますが、中でもテレビの影響力には驚くことが多々あります。ネット全盛の時代、テレビ番組の存在感は往時ほどではなくなっていますし、文章として残る記事と異なり、録画ができるとはいえ放送は一瞬の出来事。しかしながら、この仕事をしていると“やはりテレビは凄い”と感じるシーンが多くあります。これまで出演した中で、最も印象に残っている番組といえばTBS系の「マツコの知らない世界」です。“ある特定の分野に情熱を燃やす方々”が、スタジオでマツコ・デラックスさんを相手にプレゼンするスタイルで番組が進行します。筆者でいえば、“ホテルに情熱を燃やす人”ということになるのでしようか。計3回(3大CMホテルの世界/ビジネスホテルの世界/リゾートホテルの世界)出演の機会がありました。中でも2016年11月1日に放送された「ビジネスホテルの世界」は大きな反響をいただきました。
新宿で全室45平米!ひとり約1万円で「自宅のようにくつろげる」ホテル誕生
「パセラ」運営会社による常識破りのホテル
来年は東京オリンピックを控えた東京。全国的なホテル活況という中で東京にも次々と新しいホテルが誕生しています。中でも目立つのは大型ホテルというよりも小規模なビジネスホテルという印象があります。確かにビジネスホテルは出張はもちろん、観光でも人気を博している宿泊施設です。小さな土地に建設できるあたりも、ホテル不足といわれる都心で増加している理由かもしれません。ところで、ビジネスホテルは業界では“宿泊特化型ホテル”ともいわれ、宿泊以外のサービス提供が基本的にないことが特徴といえます。客室は決して広くはなく、備品や設備もシンプルといった印象でしょうか。一方で宿泊特化型にして、広めの客室や質の高いベッドを導入するなど付加価値を追求、“進化系”といわれるビジネスホテルも増えてきました。
16歳以上限定!沖縄に誕生した「大人のリゾートホテル」に行ってみた
意外と食事はリーズナブル
ホテル入門編として3回にわたり「ホテルの無料サービスを使いこなそう!」と題しお届けしましたが、今回からはホテル評論家オススメの特色あるホテルにフィーチャーし魅力を深掘り、ホテル探しの参考にしていただければと思います。今回は7月20日に開業したばかり、沖縄に誕生した「大人のリゾートホテル」レポートです。
ビールやワインがタダで飲み放題 宿泊料金で目いっぱい楽しめるホテル
ホテルの無料サービスを使いこなそう! 第3回
「ホテルの無料サービスを使いこなそう!」というテーマで、ビジネスホテルや高級ホテルのサービスを紹介してきましたが、無料サービスシリーズの最後は「オールインクルーシヴ」を提供するホテルをテーマにしたいと思います。※ここでいう無料サービスとは別途料金加算なしで利用できるサービス、または有料サービスとの対比表現を指します。ホテルステイの杞憂は「料金の加算」。ホテルでの追加料金、特にアルコールなどは市価よりも相当高い傾向があり、チェックアウト時にドキドキしてしまうという人もいるかもしれませんが、オールインクルーシヴなら安心して過ごせそうです。また、サービスに見合わない料金支払いのガッカリ感は旅を悲しい思い出にしてしまいます。無料尽くしのお得感は安心感あるホテルステイに繋がり、心からリラックスできることでしょう。
シャンパンがタダ? 「高級ホテルのクラブラウンジ」はおトク度抜群
ホテルの無料サービスを使いこなそう! 第2回
ホテルには様々なカテゴリーがあることは前回解説しました。「ホテルの無料サービス」の活用術を取り上げたこの特集。前回はビジネスホテルを中心に紹介しましたが、今回はフルサービス型(レストランなどや宴会、婚礼といった多彩なサービスを提供するタイプ)のホテル、中でも外資系を代表とする高級ホテルの意外でお得なサービスを紹介します。※ここでいう無料サービスとは別途料金加算なしで利用できるサービス、または有料サービスとの対比表現を指します。
ビジネスホテルの主戦場 、“無料朝食”はどこまで進化した?
「ホテルの無料サービスを使いこなそう」第1回
訪日外国人旅行者は増加の一途をたどり、オリンピックも控えた国内はますます多くの旅人が行き交っています。そのような中で、旅のベースであるホテルがいま大いに注目されています。ラグジュアリー(豪華)なホテルからリーズナブル(安価)なホテルまで、嗜好の多様化に呼応するかのように様々なスタイルのホテルが誕生していますが、業界では顧客の獲得に熾烈な競争が展開されています。注目されるホテルを作る際、“差別化”は大切なテーマといえますが、差別化戦略のひとつに宿泊者向けの「無料サービスの提供」があります。無料サービスとはいえ、終局的には宿泊料金に転嫁されているものの、こうしたホテルのトライには目を見張るものがあります。これから、ラグジュアリーからリーズナブルまで、ゲストを惹きつけるホテルの無料サービスについて紹介します(※ここでいう無料サービスとは別途料金無しで宿泊者が利用できるサービスを指します)。まず、今回は「ビジネスホテルの無料朝食」についてとりあげます。