自分の身は自分で守るために…犯罪被害に遭った時の対処法
弁護士への相談、警察への届け出、裁判の流れなど
女性の犯罪被害は、強姦などの性的暴力、身近な人からの身体的暴力など届け出自体をためらうケースが多いと言われています。万が一、そのような被害に遭った場合、誰に相談しどこに届け出たらよいのか、被害者の心情を配慮してもらえるのかなどに関して、シティ総合法律事務所の奥野舞弁護士にご解説いただきました。
夫が不倫していた…慰謝料はいくら請求できる?
不倫タイプ別の対処法
離婚の原因には様々なものがありますが、「ドロドロ」になりやすいのが不貞です。配偶者を裏切り第三者に心を奪われているわけですから、感情的になるのは当然でしょう。当然そのような場合は不貞を働いたほうに慰謝料を請求することになりますが、その「相場」についてはケース・バイ・ケースであるため、わかりにくいという声があります。そこでシェアしたくなる法律相談所編集部ではいくつかのモデルケースを設定。離婚問題に詳しい虎ノ門法律経済事務所 池袋支店の齋藤健博弁護士に実際に慰謝料はどのくらいになるかお聞きしました。
災害時、会社から「出勤命令」されたら従う必要はあるの?
地震や自然災害に備え知っておきたい法律の話
お盆前の台風、激しい豪雨による水害や都市部を襲った地震。平成最後の夏、自然災害が続いています。今年6月には、大阪北部を震源とする「震度6弱」の地震が発生。強い揺れは、住民に大きな影響を与えました。時間が通勤ラッシュと重なったこともあり、電車に閉じ込められる、車が動かなくなるなどして、会社にたどり着けなくなる人も多かったようです。交通機関が混乱している状況下では当然出勤は難しく、途中帰宅や自宅待機は致し方ないこと。ところが大阪地震の際には「上司からなにがなんでも出勤しろと言われた。」「出勤できないとメールしたら『気をつけて出社してね』と返ってきた。」など、出勤を促された人も多かったようです。地震など、自然災害で出勤が難しい場合自宅待機は当然だと思われますが、それを無視する形で会社に来るよう促す行為は違法にならないのでしょうか?パロス法律事務所の櫻町直樹弁護士に見解をお伺いしました。
私の初任給安すぎ!?「違法な天引き」の見抜き方
新入社員のための給与明細の読み方
4月に入社した新入社員のみなさんは、給与をもらうのは今月で3回目くらいでしょうか?給与明細はしっかり見ていますか?もしかしたら、なんだか見知らぬ項目で金額が引かれている…なんてことも!?そんな状況に遭遇してしまった場合、法律的にはどのようなポイントに気をつけるべきでしょうか。弁護士の私が解説していきたいと思います。給与については、労働基準法24条1項本文が「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」と定めており(賃金全額払いの原則)、原則として賃金から積立金や貯蓄金等の名目で一部を留保したり、控除することは許されません。また、労働者がミスをしたことで会社に損害が発生したとして、その分(損害賠償分)を賃金から控除する会社をしばしば目にしますが、かかる相殺(不法行為・債務不履行に基づく損害賠償請求権と賃金債権の相殺)も労働基準法24条1項に反し、認められません。
離婚後に家を売却したらオーバーローンは折半になる?
住宅ローンの財産分与がトラブルに発展も
婚姻期間中に購入したものは、共有財産として離婚の際に財産分与の対象となります。その中でも、高価なものは「家」ではないでしょうか。離婚する際に、両者とも購入した家から出て行く場合、その家を売却したり、賃貸にしたりするでしょう。賃貸にする際は、家の名義人が賃貸として家を貸していくことで、財産分与の対象からあえて外すことが大半です。しかし、売却する場合はどうなるのでしょう。※虎ノ門法律経済事務所 池袋支店齋藤健博弁護士監修記事。
慰謝料の増額も?交通事故後の交渉を弁護士に任せるメリット
相手の言いなりにならないために
交通事故に遭遇するリスクはつねにつきまとうもの。安全運転をしていたとしても、人間が運転するものだけに、発生してしまう可能性があるというのが現状です。読者の皆さんのなかにも、事故に遭遇してしまった人がいるのではないでしょうか?
専業主婦が夫に基本給・残業代を請求したらいくらになる?
家庭はブラック会社!?残業代は〇〇〇万円
「専業主婦だって立派な仕事のひとつだ!」という声をちらほら聞きます。結婚し家庭に入った女性は、家事、家計の管理に、子育て・育児……大変な日々を送っていますよね。もし、『家庭』が旦那を社長とした『会社』で、専業主婦が『従業員』だったら……。2016年に新垣結衣さんと星野源さんが出演した『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマが流行しましたね。そのドラマの中の2人は『雇用主』と『従業員』という形で夫婦になろうとしていました。主婦といえど仕事人だ、というも1つの考えですよね。『定時』なんてものが存在しない専業主婦は毎日が残業の嵐。「規定時間外の残業代はどうなっているんだ!」と未払い残業代を請求したらどうなるのか!? というのを筆者独自の見解で計算してみました。もちろん、法的にそんなものが認められているわけではありませんし、実際に請求しても払ってくれる旦那さんは極めてまれでしょう。あくまでお茶会の話題の1つにでも、という気軽な気持ちで読んでくださいね。残業についても少し掘り下げて紹介しますので旦那さんの残業事情も把握するのにも役立つかもしれません。※パロス法律事務所の櫻町直樹先生監修記事。