扶養に入るために働き方を抑えるのは得策ではない? 社会保険の適用拡大で、手取りはどれくらい変わるか
働き方の最適解とは
2024年10月から社会保険の適用範囲が拡大され、これまで年収130万円以内に抑えて働いていた方が、勤め先の規模によって扶養から外れるケースが増えています。扶養から外れると自分で社会保険料を納める必要があるため、手取り収入が減少することに不安を覚える人も多いのではないでしょうか。そのため「扶養内に収めるために働き方を抑えたほうがお得なのでは?」と考えがちですが、必ずしもそうであるとは限りません。その理由を扶養内、扶養外での手取りの違いを試算しながら解説していきます。
夫の転勤で育休中に退職した妻「赤字家計をパート収入だけで補えますか?」
ライフステージで変わる女性の働き方
夫の転勤で育休中に仕事を辞めることになったAさん(31歳)。「夫の収入だけだと家計が赤字になるため働くつもりですが、パート収入だけで大丈夫なのか不安です」とファイナンシャルプランナーの筆者のもとに相談に来られました。転勤先では、仕事を見つけやすいパートで働く予定ということですが、Aさんの収入はどれくらい必要なのかをみていきましょう。