年収780万で6000万の住宅購入を検討、返済できるか不安…
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。6,000万円の住宅購入を検討していますが、今の家計のままで住宅ローンをちゃんと返済していけるのか相談したいです。不動産屋さんは「この年収なら問題ありません」と言ってくれるのですが、なんとなく心配です。また現在、子どもが2人いますが、もう1人欲しいと思っています。子どもの数が3人以上だと、もらえる手当などが増えるため、かかる費用はあまり変わらなくなると聞いたことがあります。子供が2人だけの現在の状況と、3人になった場合とでは、国などからもらえる補助金や手当の金額はどれくらい変わるんでしょうか。我が家の場合、もう1人子どもが増えても家計的に問題ないでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、32歳、既婚(妻:会社員)、子ども2人(3歳・1歳)・職業:会社員・手取りの月収:55万円(うち妻15万円)・ボーナス年額:120万円(半分を貯金)・預貯金:400万円・毎月の貯蓄:5
ベンチャー気質で年0.40%金利を実現、SBJ銀行の本気
時間外でも土日でも、提携ATM手数料0円
「低金利で定期預金に魅力を感じない」「ATMで引き出す際の手数料が勿体ない」――そのような不満をお持ちの方は多いのではないでしょうか。しかし、ATM手数料0円、好金利かつ100万円以下の低額定期預金など、魅力的な商品でそれらの不満を解消しようとしている銀行があります。それが、SBJ銀行です。具体的にどのような商品を提供しているのか、SBJ銀行の松浦邦彦氏と李栄哲氏、大山夏実氏に話を伺いました。ボーナスを賢く運用したい方や、2行目の銀行口座開設を検討している方は必見です。
日本の運送料から考える「米長期金利」の先行き
一見無関係な2つの事象を読み解く
先日、ニュースを読んでいて目についた記事が2つあります。1つは先日発表された日本の消費者物価指数についてです。大手宅配業者の値上げの影響で、運送料が上昇し続けているというもの。もう1つは最近の米国金利の上昇についてです。一見、何の関係性もない2つの記事ですが、実は見方によっては米国金利の行方を予想するために重要なヒントを与えてくれるのです。
米金利上昇は日本株にプラスか?マイナスか?
約7年ぶりの水準にざわつく市場
米国で長期金利の上昇が続いています。3月16日には一時3.1%を超えるなど、約6年10ヵ月ぶりの高い水準に上昇しました。トランプ政権が昨年 12 月に成立させた減税規模は、10 年間で 1.5兆ドルにも及ぶ大規模なものだったほか、1.5 兆ドルのインフラ投資計画も打ち出されており、国債増発懸念から金利が上昇しているのです。この米金利上昇は、今後のマーケットにどのような影響を与える可能性があるのでしょうか。
1ドル=111円台、具現化しつつある麻生財務相の発言
日米金利差は節目の3%を突破
5月に入り、ドル円相場は一時1ドル=111円台まで円安ドル高が進んでいます。この動きは円ではなく、ドル主導といってよいでしょう。つまり、ドル全面高という環境下で他の通貨同様、円が売られたという解釈が腑に落ちます。では、ドルが買われた理由ですが、単純に“金利差”と見るべきでしょう。3月29日、麻生太郎財務相は国会の答弁で、「これまでの歴史を見ると、米国との金利差が3%に達すると、必ずドル高円安に振れる。例外は1つもない」との見解を示しました。そうした状況が具現化しつつあるようです。
何を選ぶのが正解?住宅ローンを借りる前に考える3つのこと
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現在、16年前に購入した中古住宅の建て替えを検討しています。住宅ローンは完済しています。私の収入は手取りで38万円程度。資産は10年前まで働いていた妻の退職金1,200万円(投資信託等で運用中)と預貯金200万円くらいです。自宅は都心近郊、駅徒歩10分の立地にあります。その自宅を賃貸併用住宅に建て替え、家賃収入などで住宅ローンの4,500万円を返済していく計画です。その際の住宅ローンの金利について「変動金利」「固定金利」「フラット35」の選択に悩んでいます。ご助言をいただけますでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、40代後半、既婚、子供1人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・世帯年収:900万円
50代は老後準備のラストスパート!「100-自分の年齢」の法則
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。夫と、あと少しで教育費が終わる子供2人と、義母で暮らしています。現在、資産が2,400万円ほどあります。内訳としては1,800万円が証券会社の投資、その他600万円が定期になっています。日経平均が7,000円台の時に4割近く目減りした時代もありましたが、最近は戻ってきました。その経験からか、老後資金として考えているため、少々投資に充てる資金が多過ぎるかな思っている次第です。プロの目から見てアドバイスいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。〈相談者プロフィール〉・女性、52歳、既婚(夫:52歳・会社員)、子供2人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:50万円・毎月の支出目安:50万円
夫と死別「年金が少なくて老後が心配」、どう備えたらいい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は川口幸子氏がお答えします。主人が自営業者で、6年前に亡くなりました。国民年金でしたので、遺族年金はありません。私の年金は会社員として働くまで掛けていませんでした。平成12年より正社員として働いています。年収300万円弱ほどでしたが、2年前に倒産し、転職しました。現在の収入は夜勤手当てを入れての給料です。65歳までは働くつもりですが、年金が少ないので老後の生活が心配です。少しでも貯金をしなければと毎月積み立てをしています。住宅ローンはありませんが、家は古く、築40年です。数年前に老後に1人暮らしをしやすいように、キッチン、お風呂、外壁と少しリフォームしました。働けるのもあと数年。どのようにお金を貯めて、老後に備えたらよいのでしょうか。働けなくなったら、老後はどのような生活をすればよいのか、アドバイスをお願いします〈相談者プロフィール〉・女性、57歳、寡婦、子供2人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・手取り世帯月収:23万円・毎月の支出目安:12万~
米10年国債利回り「3%台乗せ」とドル円相場の行方
2月にみられた混乱は再来するのか
4月24日のニューヨーク市場で、米10年国債利回りが4年3ヵ月ぶりに一時3%台に乗せる場面がみられました。この動きを受け、為替市場では当初、金利上昇を評価したドル買いが優勢となると、ドル円は2月前半以来の1ドル=109円台前半まで上昇しました。しかし、その後NYダウ平均株価が一時600ドルを超える下落となると、徐々にリスク回避の円買いが優勢となり、1ドル=108円台後半に押し戻される動きとなりました。この日のNYダウは最終的に420ドルほどの下落で終えており、「混乱」というほどではないものの、「比較的大きな下落」となりました。これが、2月にみられたような金利急上昇・株価急落・ボラティリティ急騰といった市場の混乱につながるのか、それとも冷静な反応に回帰していくのかが、今後のドル円相場の行方を決めるとみられます。
住宅ローンの頭金はあえて繰り上げ返済に回した方がお得?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。住宅購入を考えています。頭金として約1,000万円を準備することができました。ローンを検討していたところ、変動金利で金利の安い(0.7%)住宅ローンを借りられることになりました。本当なら、きちんと頭金を入れて、住宅ローンの返済が大きな負担にならないようにしていきたいと考えていたのですが、お金に詳しい友人が「住宅ローン控除で得できるから、頭金は入れずに全額住宅ローンで借りて、住宅ローン控除が終わる10年後に頭金分を繰り上げ返済するとよい」とアドバイスしてくれました。友人の言うようにすると得をするということはなんとなくわかるのですが、そのような購入方法を取っても大丈夫でしょうか。妻が「後々ローンで苦しむことにならないか」「本当にお得なのか」と不安がっているので、どのようにお得になるのかを教えてください。〈相談者プロフィール〉・男性、38歳、既婚(妻:パート)、子供2人(小6・小4)・職業:会社員・手取りの世帯月収:41.4万円・年間
定年後の生き方を考えたら老後資金への備えが気になった
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。今年の秋に30年勤続のリフレッシュ休暇を取ることにしました。すでに子供2人は就職し、家計も独立しています。2年前から老後の資金を考慮して、投資信託などを始めました。現状の計画で問題がないかどうか専門家のご意見をお聞かせください。この休暇をよい機会に、定年後の仕事や生き方をじっくりと考えてみるつもりです。【現在の収入と支出額】年収は額面で1,200万円程度。妻はアルバイトで月6万円程度の収入があります。基本的な生活費は月27万円ほどです(食費、車、固定資産税、生活用品、水道光熱費、新聞通信等)。【今後の収入と予測される特別な支出】2年後の役職定年後、年収は現在の8割程度になる見込みです。定年は60歳で退職金は2,500万円、確定拠出年金が500万円程度の予定です。また、60歳まで毎月20万円を財形や投資信託にまわす計画を立てています。【保有する金融資産・貯金】財形貯蓄が500万円、投資信託200万円、持株会500万円相当を保有してい
返済か運用か?3つの不動産を購入した30代独女の悩み
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。32歳、正社員として働いています。年収は額面で850万円ほど。現在、1人暮らしをしています。結婚は縁があればしたいですが、しないことも視野に入れています。家族は両親が持ち家で暮らしており、兄は結婚して自宅を購入しています。相続のことはまだ何も考えていません。ここ2年でインフレ対策と老後資金の確保のために、投資用ワンルームマンションを2部屋と自宅マンション1部屋を購入しました。家具家電も比較的いいものをそろえたので手元のお金が少なくなってしまいましたが、来年から月12万円、ボーナスから年60万円のペースで老後資金およびローン返済資金を積立して運用していきたいと考えています。一方で、ローンが多いのでそちらの返済を優先した方がいいのかもしれないと、順番や配分を悩んでいます。【保有している不動産とローン内容】 ・自宅マンション(1LDK) 購入価額3,180万円ローン残高3,100万円(35年 変動0.775%と
自分の身は自分で守る!「住宅ローン」で損しないために
売る側にとって不動産は"ただの商品"
「知識無しでも検索すれば情報が得られる」時代も今は昔。一定レベルのリテラシーがある人にとっては「まともな情報を得るには、ゴミ情報を除外できるだけの前提知識が必要」というのが常識であり、この傾向は医療や金融・不動産方面で顕著です。公認会計士として中立的な立場から、ブログや各種メディアで住宅ローンを解説している千日太郎氏も次のように述べています。ただ、住宅ローンに関しては、インターネットに全く恩は無いんですよ。インターネットで住宅ローンのキーワードを検索して一番に出てくるのは金融機関のホームページです。当然ですよね。金融機関のホームページは『とにかくウチの商品が良いよ』としか書いてません。じゃあ比較サイトは? というと、ただ銀行のホームページへの広告を並べてるだけです。じゃあ個人サイトは? というと、自分だけが知ってるノウハウでこんなにお得に……で情報商材を買わせようとするサイトが強いです。インターネットがホント役に立たない、実に珍しい分野です。(「千日太郎の住宅ローン無料相談ドットコム」より)千日氏は、そうした見解をもとに「保険の勧誘なし、相談者の要望が無ければ特定の金融機関を勧めること
老後の不安を解消する、不動産投資成功のポイントは?
ライフプランから考える長期の資産運用
「人生100年時代」といわれるようになり、「老後の不安を解消する方法が知りたい」「自分に合った資産運用ってどんなものだろう」と考えている人が増えています。目先の損得ではなく、長期的な視野で資産運用を考えたときに選択肢のひとつになってくるのが「不動産投資」です。しかし、不動産投資とひとくちにいってもさまざまな方法があります。今回は、ファイナンシャルプランナーの川口幸子さんと東京都心の中古マンション投資を専門とする株式会社トラストの代表取締役・名鏡龍之介さんに、ライフプラン二ングから考えた資産運用の大切さと不動産投資の有用性についてお話しいただきました。
日銀「黒田マジック」、次の5年は何を期待?
実態なき神通力に過度の期待は禁物
日本銀行の黒田東彦総裁の続投が決まりました。就任当時の日経平均1万2,000円台が、3月8日時点で2万1,000円台と大きく上昇しており、株式市場的にはプラス評価でしょう。一方で日銀金融政策のマイナス影響への指摘もありますし、追加策が見当たらず限界論も聞かれます。そもそも日銀政策がどういう効果があったのか、次の5年に何が期待できるのでしょうか。
米国金融市場の混乱と円高の行方
金利・株価の乱高下は今後収束へ?
2月半ばにかけて米10年国債利回りが約4年ぶりの2.9%台に急上昇し、NYダウ平均株価も1,000ドル単位の上げ下げを繰り返す中、為替市場ではリスク回避を理由に“安全通貨”とされる円やスイスフランが全面高となりました。この間、平常時ならばドル買い要因となりそうな強い米経済指標や米金利の上昇、円売り要因となりそうな黒田東彦・日本銀行総裁の続投による金融緩和継続期待などもありましたが、市場はこれらを材料視せず、ドル円も一方的なドル安円高が進むと、約1年3ヵ月ぶりとなる1ドル=105円台半ばまで下押す場面がみられました。いったい市場に何が起きたのでしょうか。そして、このような動きは今後も続くのでしょうか。
消費税引き上げ後が買い時? 年収400万円台の住宅購入
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。金利が低く、すまい給付金が受けられる間に住宅購入を考えていますが、物件の予算や金利の選択方法について日々頭を悩ましています。貯蓄は800万円ほどで年収は420万円。妻の収入も合わせると660万円くらいですが、引っ越すと保育園が決まりにくいご時世ですので私の年収だけで考えていきたいと思っています。重視しているのは以下のポイントですが、なかなか条件に合う物件は見つからず、途方に暮れそうです。・30年ローン(60歳までの完済目標)・住居費に関して現状以上の負担増を避けるため返済負担率20%を目指したい・選択肢を広げるために2,800万円で考えていたが、返済負担を上げたくないため2,500万円が限界と予想住宅ローンをうまくやりくりすることで返済負担を下げて、予算を上げられる方法があれば教えていただきたいです。(30代前半 既婚・子供あり 男性)
ネット銀行の口座はいくつ持ちがいい?
ネット銀行の賢い選び方
最近人気の「ネット銀行」は、基本的に店舗を持たないインターネット上の銀行。都市銀行や地方銀行と比べて、金利やコンビニATM手数料がお得だったり、ネット上で取引ができたりと、身近で使いやすくなっています。でも改めてネット銀行で口座を開設しようと思うとたくさんあって、どこがいいのか迷ってしまいますよね。忘れてはいけないのは、銀行口座の利用目的はお給料の入金と生活費の出金だけではないということ。将来のためにお金を貯めたり増やしたりするには、銀行口座の使い分けがポイントになります。銀行口座がひとつだと、シンプルという点ではいいことですが、管理や日常生活で不便なことも多くあります。では、銀行口座はいくつ持っているのがいいのでしょうか。自分にあったネット銀行の選び方を紹介しましょう。