正社員だけど給与頭打ち退職金なし「教育費と老後費用が心配」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、35歳、会社員の女性。夫婦ともに正社員だけれども、昇給は見込めず、退職金もなく、教育費と老後費用が心配だと言います。FPの秋山芳生氏がお答えします。 正社員共働き、共に退職金無し。今後、給与も頭打ちで、教育費と老後費用を賄えるか心配です。確定拠出などもしていますが、今のままで大丈夫か不安です。 【相談者プロフィール】・女性、35歳、会社員、既婚・同居家族について:夫(36歳)・会社員、子ども2人(2歳、5歳)・住居の形態:賃貸・毎月の世帯の手取り金額:32〜45万 夫15〜25万(9万円分の住宅費天引き・確定拠出年金2万円拠出後) 妻17〜18万(確定拠出年金1万円拠出後) ※2人とも残業、インセンティブで変動・年間の世帯の手取りボーナス額:100〜131万円※実績により変動・毎月の世帯支出の目安:25万円【毎月の支出の内訳】・住居費:0円・食費:10万円・水道光熱費:2万円・教育費:3万円(下の子の保育料、保育園内の習いごと代)・保険
1億円貯めれば可能?流行りのFIRE(経済的自立早期リタイア)術を実現する技術とは
学ぶべき知識とマインド
昨年、話題になった書籍「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」(ダイヤモンド社)をご存じでしょうか。著者であるクリスティー・シェン氏はカナダ国籍の女性で、31歳の若さで早期リタイアしました。この本は、「私は若くしてリタイアを達成しました」という自慢話でも、「稀有な才能や幸運の持ち主しか辿りつけない無謀なゴール」を語った内容でもありません。どのような考えでそこに至ったのか、気づき(マインド)と戦略と時間を駆使した、「生活のための知恵」を学ばせてくれます。早期リタイアは、決して無謀なチャレンジではないのですが、誰でも簡単にできるわけでもありません。今回は、FIRE(経済的自立早期リタイア)術とはどんなものなのか、ポイントを整理して解説します。(次回はどのようにして私たちの実生活に取り入れるべきかを解説します)
おひとりさま・一人暮らしの終活。どんな備えが必要?
認知症や孤独死への備えや葬儀・相続で困らないために
自分の意思にかかわらず、誰でも「おひとりさま」になる可能性があります。「おひとりさま」になったとき、いずれ直面する課題が「終活」です。認知症や孤独死、自分が亡くなったあとの葬儀や相続で周りの人が困らないために、どのような備えが必要なのでしょうか。
58歳会社経営者「引退する予定はなく、節約する気が起きません…」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、58歳、会社経営者の男性。会社経営も順風満帆で収入も安定している相談者。引退する予定はなく、節約するよりも稼ぎたい気持ちが強いと言いますが……。FPの横山光昭氏がお答えします。58歳、従業員3名の自営業が少々大きくなった程度の会社を経営しています。個人事業から法人成りしたのは10年ほど前。従業員を雇いはじめた当時は収入も少なく、暮らしも大変でしたが、社会保険に入ることができましたし、収入も増え、老後は明るいと思っています。子ども2人の大学費用も負担でき、間もなく次男も巣立つ予定です。仕事は年々売上を伸ばし、役員報酬も増えています。世間的には定年となる60歳を過ぎても、引退する気持ちもなく、今の暮らしを維持できる自信があります。ですから、あまり貯金はしてこなかったのですが、今になって妻が老後の暮らしが非常に不安だと話すようになりました。数年前に自宅兼事務所を立て、そのローンがまだ17年残っています。また、独立資金として父親に借りたお金も毎月返済し
教育費で家計が自転車操業の50代夫婦、老後資金をどう貯める?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、51歳、会社員の女性。立て続けにかかる4人のお子さんの教育費で、自分たちの老後資金をどうやって貯めればよいのわからないといいます。FPの氏家祥美氏がお答えします。51歳女性です。課長職になり、主人よりも収入が増えましたが、保険などはそのままです。教育費などもまだまだかかりますが、どう自分たちの老後資金をためるべきか、自分に万一のことがあったときの保険はどうしたらいいかなど、何をどうしていけばいいか悩んでいます。貯金はできるはずなのですが、できていません。子どもは4人。長男は社会人で奨学金は自分で返せる金額です。長女は大学3年ですが、第1種、第2種合計で13万借りており、夫婦共働きの間は第2種は返済を手伝う約束です(子どもには言ってませんが、第2種は全額親が返済するつもり)。次女は今年浪人しており、月10万の塾代がかかっています。大学は国公立、私立どちらにしても家から通う予定です。大学費用は奨学金予定で私立の場合はやはり月12~13万の奨学金を借
60歳引退までに貯めた3000万が70歳でなくなる!?老後破綻を招くメタボ家計
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、54歳、会社員の男性。60歳で引退できるように、退職金を含めて夫婦で3,000万を老後資金として準備している相談者。ところが、シミュレーションしてみると70歳で資金が尽きる結果に。相談者が今からとれる対策は? 家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。老後資金は3,000万円できるよう、貯金も節約も頑張ってきました。60歳で退職することを見込んで多めに準備できるように計算してきたのです。ただ、老後資金と見込んでいる蓄えのうち、2,000万円強が退職金。ですからあまり偉そうにできる状況ではないのですが、子ども2人を一人前に育て上げ、貯金もできたので、自分ではよく頑張ったと思っています。ですが先日、インターネットでダウンロードできる「ライフプラン表」に入力をしてみたところ、70歳までこの3,000万円が残らない結果となりました。老後2,000万円問題がありましたが、それを超える金額を準備できるので大丈夫だろう
確定拠出年金、どうしたら老後の資産形成できる?まずやるべきことは
金融商品の中でも有数のメリット
定年まで勤め上げたら、退職金を受け取って老後は安泰。50年ほど前の日本では、それは特別な事ではありませんでした。ところがいつの間にか「終身雇用制度」という言葉は廃れ、私的年金や退職金も「自分で増やす」のが当たり前の時代になりました。「日本版401K」とも呼ばれる確定拠出年金制度が始まっておよそ20年。この制度の名前を何となく知っているだけで、積極的に利用していない方も少なくないのではないでしょうか。実はこの制度、数ある金融商品の中でも非常に価値のあるものなのです。今回は、確定拠出年金の仕組みとメリットを、分かりやすく解説をします。
手取り年収880万「子ども4人を育てて老後資金を貯められる?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、37歳、会社員の男性。4人のお子さんを育てつつ、老後資金を貯めたいという相談者。また、適切なポートフォリオで投資できているかも知りたいとのことです。FPの伊藤亮太氏がお答えします。子どもが4人おり、現在の収支で学費などをまかないつつ、老後の資金を貯めていけるか。また、投資について適切なポートフォリオになっているか。【相談者プロフィール】・男性、37歳、会社員、既婚・同居家族について:妻(37歳)、専業主婦。子ども4人(0・1・3・6歳)・住居の形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:65万円・年間の世帯の手取りボーナス額:100万円・毎月の世帯の支出の目安:52万円【毎月の支出の内訳】・住居費:14万5,000円・食費:12万円・水道光熱費:1万7,000円・教育費:幼稚園 3万、習い事2万・保険料:7 万円(積み立て型。長男18歳時に満期が5万分、残りは夫終身)・通信費:2万円・車両費:1万円・お小遣い:夫5万円、妻3万円・その他:2
老後の資産形成で手を出してはいけないものとは?
資産形成のやり方について考える【後編】
皆さんにとって資産形成の最終目的地点は、恐らく「老後」でしょう。老後、お金で困るようなことにはなりたくないものです。だからこそ皆、資産形成を頑張っているのかもしれませんが、そこには2つの両極端な勘違いがあるように思えます。どういう勘違いなのか、そして老後の資産形成に適した金融商品は何なのかを考えてみましょう。
老後に月25万円用意するには?投資を始める前に知っておきたい3つのこと
イベントレポート
2020年11月16日から5日間、“これからの自分のためにお金をレベルアップさせる1週間”をテーマに、オンラインイベント「マネーフォワード Week」が開催されました。本記事では、11月17日に開催された日興アセットマネジメント講演「投資信託のはじめかた―オトナの七・五・三―」の内容を一部抜粋・編集してご紹介します。日興アセットマネジメント株式会社マーケティング部長の今福啓之氏と、同社マーケティング部副部長の小林望美氏が、長期の資産形成のために投資信託をどのように活用すべきか、お話します。
定年後の三大不安「お金・健康・生きがい」の解消法は?後悔しない定年後の備え
3大リスクはつながっている
定年後の皆さんは、どんな生活をされているのでしょうか?老後の不安についてさまざまなアンケートが行われています。必ずトップにくるのは「お金」です。2番目には「健康」です。アンケートの結果では、「介護」「認知症」という項目になっていることもあります。次に、実際に定年を迎えた人が直面する問題として、「生きがい」「孤独」を口にする人が多いのです。この定年後の「お金」「健康」「生きがい」の3つを三大不安と呼ぶことにします。この3つは、大きなリスクと言えます。しかし、この3つのリスクは、それぞれ個別なものではなく、じつはすべてリンクしています。ですから、もし1つに問題が起こると3つともうまく行かなくなってしまうことがあります。逆に、1つが解決すると3つとも解決することもあるのです。今回は、定年後の三大不安の解消法を考えて行きましょう。
「ボーナスは学費に消え、老後資金が貯められない」学費のピーク期をどう乗り切る?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、51歳、会社員の女性。受験生と大学生のお子さんを持つ相談者夫婦。ボーナスを子どもたちの学費にあてており、老後資金の準備まで回す余裕がないといいます。どのように対策すればいいでしょうか。FPの黒田尚子氏がお答えします。老後資金が不安。ボーナスのほとんどを学費に当てている状態で、思うように貯蓄ができません。第二子も大学進学予定なのであと5年は学費の支払いが続きます。新型コロナウィルスの影響で、今後ボーナスは減少する見込みです。私(妻)に持病があるため定年まで働くことは難しいと思われます。年金や退職金は60歳まで今のまま働いた場合の金額です。今年中(2020年)に自動車の買い替え300万円を予定しています。※内容は編集部で一部編集しています。【相談者プロフィール】・女性、51歳、社員、既婚・同居家族について:妻(52)、夫婦とも会社員、大学3年(21)、高校3年(18)・住居の形態:持ち家(マンション・集合住宅)・毎月の世帯の手取り金額:70万円・年
「じきに死ぬから好きにしたい」このままでは破綻確実!父のお金遣いをなんとかしたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。 今回の相談者は、38歳、家族経営の会社を営む男性。70歳になる父の、将来を考えないお金遣いが心配だという相談者。改善のポイントや、将来困らないための対策は? 家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。 70歳になる父についての相談です。父が立ち上げた小さな会社を僕が引き継ぎました。父は今、会長として報酬をもらい、年金と合わせて生活費にしています。報酬額はそう多くはなく、手取りにして18万円ほどです。これがもらえて当たり前の生活を今までしてきたと思うのですが、コロナの影響で会社の経営が難しくなり、まずは役員から報酬カットをすることになりました。貯金はそこそこあるようですが、「じきに死ぬから好きに暮らしたい」といいながら毎月けっこうな金額のお金を使うので、次の取締役会で報酬のカット、もしくは停止が決まってしまった場合、父の老後の生活がどうなってしまうのか心配でなりません。自分もまだ小学生の子がいるため、教育費や老後資金など
51歳独身男性「対人関係に疲れリタイアしたいがお金が貯められない」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、51歳、会社員の男性。会社の対人関係に疲れ、リタイアを希望している相談者。そのための資金がなかなか貯まらないといいます。どんな選択肢があるのでしょうか? FPの氏家祥美氏がお答えします。現在、運送会社で勤務しているが、対人関係に疲れリタイアを検討しています。リタイアのための資金が貯められません。また今年、両親が他界し一人暮らしです。どうすればいいのでしょうか。【相談者プロフィール】・男性、51歳、会社員、独身・住居の形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:20万円・ボーナスの有無:なし・毎月の世帯の支出の目安:15万円【毎月の支出の内訳】・住居費:0円・食費:2万円・水道光熱費:3万円・保険料:5万円・通信費:2万円・車両費:1万円・お小遣い:2万円【資産状況】・毎月の貯蓄額:8万円・現在の貯蓄総額:700万円・現在の投資総額:0円・現在の負債総額:0円
50代夫婦「定年後は再雇用で就職せずに自営業で生活したいのですが…」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は50歳、会社員の女性。定年後、再雇用で就職はせずに、夫婦で起業して自営業で生計を立てていきたいといいます。今からどんな準備をすればよいでしょうか? FPの横山光昭氏がお答えします。あと10年もせずに夫が定年退職します。再雇用で働くこともできるのですが、収入は今の6割ほどまでに下がると聞いたため、起業をして夫婦で働き、収入を下げないようにしていきたいと考えています。起業後の収入についてはある程度期待できると見通しているのですが、肝心の起業資金がなかなか貯まりません。まだ7年強の時間がありますし、毎月貯金ができるゆとりはあるはずなのですが、気が付いたら預金残高は増えていません。子どもの学費はボーナスで支払っています。そのほか、生活費以外の支出には旅行に行ったり、親に会いに帰省したり、ということがありますが、気分転換や必要性を感じて計画しているので、支出を減らすことができるとも思えません。夫が定年退職した時の退職金は約1,000万円と聞いています。その
「60歳前に退職して第二の人生を謳歌したい」いくらあれば早期退職は叶う?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、46歳、会社員の男性。定年後の余暇を満喫するために、60歳前に退職したいという相談者。どの程度お金を貯めれば希望は叶うのでしょうか? FPの秋山芳生氏がお答えします。現在の世の中の流れからすると、組織や個人としても70歳まで働かなければなりません。70歳を過ぎてからですと、旅行など余暇を満喫できなくなり、働くための人生で終わってしまうのではないかと心配です。現在からどの程度のお金を貯めれば60歳前に早期退職ができるようになるのでしょうか。 【相談者プロフィール】・男性、46歳、会社員、既婚・同居家族について:妻(47)、両親と義理の母の3名(収入なし)。将来的には介護の必要があると思います。・住居の形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:69万円・年間の世帯の手取りボーナス額:280万円・毎月の世帯支出の目安:40万円【毎月の支出の内訳】・住居費:13万円・食費:6万円・水道光熱費:2万円・保険料:3万円・通信費:2万円・車両費:1万円
8割の人は十分な老後資金を貯められない?老後資金と貯蓄額の厳しすぎるギャップ
老後2000万円問題
昨年、金融庁の報告書で「老後資金に2000万円が不足することになる」と公表され、それまで以上に「老後資金」について議論されるようになりました。今の生活をやりくりするだけで精一杯の人が多い中、老後資金として2000万円もの大金を貯えるのはかなり厳しいように思いますが、前述の報告書には冷酷な現実が書かれており、誰しもがこれに向き合って暮らしていけなかければなりません。今回はコンサルティング会社・JSKパートナーズが全国の30~50代まで1081名の男女を対象にした調査結果を元に、多くの人が考える「老後資金」「貯蓄額」の実態に迫ります。
41歳貯金額100万、年間貯蓄額70万「このペースで老後に間に合う?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、41歳の会社員の女性。40歳から貯蓄を始めたという相談者。年間の貯蓄額は69万円ほど。このペースで老後資金作りは間に合うのでしょうか? FPの飯田道子氏がお答えします。40歳から貯蓄を始めました。現在の貯蓄の総額は100万円です。老後資金に間に合うでしょうか?【相談者プロフィール】・女性、41歳、会社員、未婚・同居家族について:なし・住居の形態:賃貸・毎月の世帯の手取り金額:25万円・年間の世帯の手取りボーナス額:100万円・毎月の世帯の支出の目安:15万円【毎月の支出の内訳】・住居費:8万円・食費:1万5,000円・水道光熱費:1万円・保険料:1万2,000円・通信費:1万3,000円・お小遣い:2万円【資産状況】・毎月の貯蓄額:2万円・ボーナスからの年間貯蓄額:45万円・現在の貯蓄総額:100万円・現在の投資総額:0円・現在の負債総額:0円