はじめに

制度を活用するための3つのポイント

「補助金・助成金・融資」は、ママ起業家にとって助かる制度ですが、「申請すれば誰でも受けられる」ものではありません。いずれも、基本的に事業計画書あるいはそれに準ずる書類の提出が必要になるため、申請が通りやすくなるために次の3つのポイントを意識して作成しましょう。

①募集要項をしっかりと熟読する
当たり前のことですが、どんなに魅力的な制度であったとしても条件が一致していないと申請しても通りません。提出書類や対象者、対象経費など申請前にしっかりと確認しましょう。

②事業計画書には「現実的な道筋」を記載する
事業に対する想いや熱意だけでなく、具体的な数字や行動計画で事業計画を示すように気をつけましょう。

③支援機関を活用する
商工会議所や地域の創業相談窓口など、事業計画書の作成について無料で相談できるところがあるため、積極的に活用しましょう。

お金の不安をなくして「自分らしい働き方」の一歩を踏み出す

「起業しよう」と考えた時に、多くのママが「お金に対する不安」を最初に抱きますが、お金を理由に自分らしい働き方を諦める必要はありません。ただし、家計に不安を抱えたまま起業すると、「このままでは家計が成り立たなくなってしまう」「いつまで続けていいのだろうか」と家計のことが気になり、ビジネスに集中することができなくなってしまいます。

まずは、家計を見直してみて「起業のためにいくらお金を使うことができるのか」「いつまでにいくら稼ぐ必要があるのか」をシミュレーションしておくことが大切です。その上で、家計のお金ですべて補うことが厳しいのであれば、公的な制度を活用することで、起業に対するハードルを下げることができます。自己資金だけに頼るのではなく、制度の力もうまく借りて「自分らしい働き方」の一歩を踏み出しましょう。

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