はじめに

必要性が高い特約

次に入っておいた方がよい特約には、どんなものがあるのかを見ていきましょう。

・先進医療特約、患者申出療養特約
先進医療特約は、健康保険が適用されない高度な治療(先進医療)を受けたときに、自己負担になる高額な治療費(技術料)をカバーしてくれる特約です(※)。

患者申出療養とは、未承認薬などの治療を患者の申出で受けられる制度です。国から承認を得られれば、特定の医療機関で治療を受けることができます。この制度を使うと、未承認の治療や薬などにかかる費用はすべて自己負担になりますが(※)、特約をつけておくと、自己負担となる高額な治療費を保険で賄うことができます。

どちらの制度も、利用される頻度が少ないため保険料も安くなっています。もし最先端の治療を受けることになったら、とても役に立つ特約です。

※健康保険が適応される部分(診察や検査など)は3割負担になります

・保険料払込免除特約
がん、急性心筋梗塞、脳卒中など、所定の状態になると、それ以後の保険料の払込が免除される特約です。

この特約がないと、例えばがんになった場合、給付金を受け取りながら、保険料も払い続けることになります。

特に終身払いの保険では、ずっと保険料を払うことになるため、この特約を付けておくと安心です。ただ、保険料は高めになるため、全体の保険料と併せて検討してください。

・指定代理請求特約、リビング・ニーズ特約
指定代理請求特約は、被保険者が特別な事情があって自分で保険金を請求できない場合に、あらかじめ指定した代理人が請求できる特約です。リビング・ニーズ特約は、余命6ヵ月以内と診断された場合に、保険金を前払いで受け取れる特約です。どちらも保険料は無料です。詳しくは、こちらをご参考にしてください。保険料を払いすぎていませんか? お金のプロがあなたにあった保険を診断 [by MoneyForward HOME]

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