はじめに
半導体企業、東京エレクトロンとディスコも好調
前途した2社以外に、AI半導体の企業として東京エレクトロン(8035)とディスコ(6146)が挙げられます。
東京エレクトロンは、半導体製造装置とフラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置を提供する、日本を代表する大手企業で、半導体製造装置の前工程分野で世界トップクラスのシェアを持ちます。同社が4月に公表した決算では、26年3月期の連結経常利益は前期比4.0%増の7360億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しです。AIの普及に伴って半導体製造装置市場はさらなる成長が見込まれると説明しています。
ディスコ(6146)は、シリコンウェハー加工機器メーカーで、半導体製造装置世界最大手です。特に、半導体や電子部品の製造に不可欠な「切る」「削る」「磨く」技術に強みを持ちます。同社が4月に公表した決算で、26年3月期の業績見通しは開示していません。第1四半期は238億円で前年同期比28.7%減の見通しを公表していますが、為替予想を1ドル135円で見積もるなど従来通りに極めて保守的なガイダンスとの見方もあります。なお、同社は前期まで5期連続増収、5期連続増益を達成しています。
半導体銘柄が盛り上がると日経平均が上昇する構図が日本市場にはあります。日経平均の寄与度ランキングの上位にアドバンテストや東京エレクトロン、米国の半導体会社ARMを子会社にもつソフトバンクグループなどがあるためです。
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