はじめに

楽しみにしていたライブ、舞台、スポーツ観戦、子どもとのレジャーイベント。その日を心待ちにしていたのに、当日になって急な発熱やケガ、交通トラブルで泣く泣く行けなくなったという経験、あなたにもありませんか?

しかも、多くのチケットはキャンセルや払い戻しができないため、数千円〜数万円もの出費が無駄になってしまい、心にもお財布にも大きなダメージとなります。そんな「もしも」のときに頼れるのが、チケット代を守るサービス「チケットガード」です。

この記事では、チケットガードの仕組み・補償内容・メリットとデメリットを解説します。入っておけばよかった…と後悔しないために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


チケット代の損失をカバーする「チケットガード」

「チケットガード」とは、チケットのキャンセルを補償する少額短期保険です。イベントやコンサート、旅行などのチケットを購入した後、やむを得ない理由で参加できなくなった場合に、そのチケット代金を補償してくれます。

【支払例】
・自分や同居家族が発熱・病気・ケガで外出できなくなった
・台風や大雪、地震による交通機関のストップで現地に行けなかった
・不慮の事故で入院が必要になった
・急な宿泊出張で現地に行けなくなった

つまり、「行きたかったのに、やむを得ず行けなかった」ことを証明できれば、キャンセルによる経済的損失を保険でカバーできるのです。

保険料はチケット代の10〜15%

気になる保険料ですが、チケット代の約10〜15%が目安です。例えば10,000円のチケットなら、保険料は1,000円〜1,500円程度。2〜3万円の高額チケットになると保険料は2,000円以上になりますが、万が一行けなかったときの損失を考えると、決して高い金額ではありません。

ただし、チケットガードへの加入は、チケット購入日を含めた5日以内かつ、イベント開催日の7日前までに申し込む必要があります。この2つの条件を満たしていないと加入できないため、チケット購入と同時に申し込みするか、できるだけ早めに購入を検討しましょう。

保険金申請はスマホでスムーズに完結

チケットガードの保険金請求は、スマホやパソコンから全てWEB上で完結できます。

【保険金請求の流れ】
1.イベント開催後、30日以内に「保険金請求フォーム」から申請
2.必要書類をWEB上でアップロード
3.書類審査後、保険金が指定口座に振り込まれる

【主な必要書類】
・医師の診断書(通院日・病名・安静が必要な期間が記載されたもの)
・証券番号(申込完了時に届くメールに記載)
・チケット情報
・公共交通機関の遅延・運休証明書(必要に応じて)

手続き自体は複雑ではありませんが、「証明できる書類」が用意できないと保険金が支払われない可能性があるため、申請条件や必要書類は事前に確認しておきましょう。

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