はじめに
投資判断にどう活かす? 重要イベントと心構え
加えて、決算発表前の期待買いで株価上昇することがあり、良い決算が出ても「材料出尽くし」や「期待に届かず」として売られることも。決算発表直後の値動きはボラティリティが高くなりがちなので売買にはご注意を。
3月末、6月末、9月末、12月末と四半期が終わるたびに機関投資家のポジション調整が入るため、大口の売買や相場が荒れる可能性も考えておきましょう。年末になると税金対策の売りである「節税売り」も発生しますので特に中小型株に投資をされている方はご注意を。
MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)や日経平均株価の構成銘柄の入れ替えがあると、その銘柄に資金が流入・流出するため、急な株価変動が起きやすくなります。また、FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合では、金利や金融政策の変更が発表されることがあり、為替や株式市場が大きく反応します。
そのため、これらのスケジュールを事前に調べて、スケジュール帳やカレンダーにメモしておくことは、自分自身への注意喚起となり、重要イベント前後での投資判断を冷静に行う手助けになります。
相場が動きやすい(または大きく動く可能性のある)特定の時期やイベントに注意を払い、リスク管理を徹底することが重要です。この記事が少しでも皆様の投資の参考になれば幸いです。
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