はじめに
業界改革厳選ETF地銀(395A)
運用会社:シンプレクス・アセット・マネジメント
業界改革厳選ETF地銀の組成の目的は、日本の地方金融が新しい視点をもって発展に貢献することです。多くの地銀はPBR1倍割れが常態化しています。京都フィナンシャルグループは、英投資会社シルチェスター・インターナショナルから2023年まで2年連続で特別配当を要求されました。背景には、同社が保有する政策保有株の存在があります。同社が抱える政策株には、任天堂やニデックなど京都を代表する銘柄がリストに名を連ねます。政策保有株の削減は取り組んでいるものの、日本株の上昇によって保有株式の評価益も膨らんでいます。同ETFは、投資家のメッセージを真摯に受け止めていち早くバランスシート最適化に着手し、より収益性の高い事業へと展開していく企業に投資するとしています。
組み入れ銘柄は、千葉銀行(8331)、コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)、しずおかフィナンシャルグループ(5831)、京都フィナンシャルグループ(5844)、めぶきフィナンシャルグループ(7167)、ふくおかフィナンシャルグループ(8354)などが上位です。