はじめに
「良い保険」を見つけて組み合わせる
「保険は同じ会社でまとめたほうがいいのか、それとも別々の会社で入ったほうがいいのか」という質問をよくいただきます。
同じ保険会社でまとめる場合、管理が簡単になるメリットがあります。一方で、主契約を解約すると特約も同時に解約されるので、使い勝手が悪い点はデメリットです。
最近は特約ではなく、自由に保障を組み立てられる「組立型保険」も登場しています。大手保険会社の商品が多いのですが、保険料が割高になりやすいという注意点があります。
そのため、基本的には個別の商品を選んで組み合わせた方が、保障内容も充実し、保険料も抑えられる傾向があります。
実際、保険商品を長年にわたり比較してきた経験からいえるのは、「それぞれのジャンルに強い保険会社がある」ということです。
つまり、定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険、介護保険など、それぞれの分野で「良い商品」を選び、組み合わせて加入することが、最もかしこい保険の入り方といえるのです。
忖度のない保険ランキングを参考にする
どの保険がよいかを判断するのは、決して簡単なことではありません。インターネット上には、さまざまな保険商品のランキングが見られますが、保険代理店が作成したものは中立性に欠ける場合もあります。
信頼できるのは、保険を販売しておらず、広告の影響も受けない「忖度のないランキング」です。その一例として、拙著『よい保険・悪い保険2025年版(徳間書店)』では、公平な立場で作成したランキングを掲載しています。ぜひ参考にしていただければ幸いです。 保険料を払いすぎていませんか? お金のプロがあなたにあった保険を診断 [by MoneyForward HOME]