はじめに
2025年3月からスタートした、マイナンバーカードと運転免許証の情報を一体化できる「マイナ免許証」制度。開始からおよそ半年が経ち、実際の使い勝手や活用の実情にも注目が集まっています。
この記事では、マイナ免許証の仕組みや選択肢、生活におけるメリットと注意点を、最新情報をもとに解説します。
マイナ免許証の仕組みと利用スタイル
マイナ免許証は、マイナンバーカードのICチップに運転免許情報を記録し、1枚で「本人確認+運転資格証明」の役割を果たせる制度です。見た目は従来のマイナンバーカードと変わらず、情報がICチップに格納されます。申請は、全国の運転免許センターや一部の警察署で行うことができます。
利用者は、以下の3つのスタイルから選べます。
1. マイナ免許証のみ
2. マイナ免許証+従来の免許証の併用
3. 従来の免許証のみ
自分の生活スタイルや不安の度合いに応じて、最適な選択ができます。
手続きがスムーズに。導入による4つのメリット
マイナ免許証導入によって、時間やコストの負担を減らせる4つのメリットをご紹介しましょう。
1.更新手数料が安くなる
運転免許証の新規取得や更新の際に、マイナ免許証のみの利用で最大800円の手数料軽減が可能となります。
2.オンライン講習で手続きの負担を軽減
優良運転者や一般運転者であれば、講習はオンラインで受講できます。ただし、視力検査や写真撮影などの更新手続きについては、別途運転免許センターなどへの来場が必要です。
3.引越しや結婚時の手続きが1カ所で完了
これまでマイナンバーカードと免許証は別々の手続きが必要でしたが、一体化することで自治体窓口だけで完結できるようになります。
4.カードが1枚にまとまり財布もスッキリ
カードを減らすことで、紛失リスクや持ち運びのストレスも軽減。ミニマル志向の方にも嬉しい変化です。