はじめに

投資を始めようと思ったとき、最初に迷うのは「結局どの商品を選べばいいの?」という点ではないでしょうか。特に投資信託には大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という2つの運用スタイルがあります。名前は聞いたことがあっても、違いがよく分からなかったり、自分にはどちらが合うのか判断できなかったりする人も多いはずです。

ネットで調べればたくさんの情報が出てきますが、専門用語や数字が並び、「で、結局どっちがいいの?」という疑問が残ることもよくあります。

そこで今回は、インデックスファンドとアクティブファンドの仕組みや特徴、メリット・デメリット、さらに具体的なファンドの例まで、FPが解説します。


インデックスファンドとは?

「インデックス」とは株式市場全体やその一部の動きを示す指標のことです。日本で有名なのは「日経平均株価」や「TOPIX」、アメリカでは「S&P500」や「NASDAQ」などが代表格です。

インデックスファンドは、こうした指数に連動する運用を目指します。たとえばS&P500連動型ファンドなら、米国を代表する500社に分散投資し、その平均的な成長を再現するように設計されます。

この仕組みの最大の特徴は「低コスト」であることです。ファンドマネージャーが銘柄を頻繁に入れ替える必要がなく、自動的に指数の構成に合わせるため、人件費や調査費が抑えられます。信託報酬は年0.1%未満の商品も多く、長期投資ではこのコスト差が大きな差となります。

インデックスファンドのメリットは、低コストで広く分散投資できること、そして個別株の選定が不要なため、初心者でも安心して保有できるところです。一方で、市場全体が下落すれば同じように価値が下がる点や、急成長する一部企業の爆発的な利益を単独で受けられない点はデメリットといえるでしょう。

アクティブファンドとは?

アクティブファンドは、運用のプロであるファンドマネージャーが将来有望と考える銘柄を選び、市場平均を上回るリターンを狙うファンドです。銘柄の入れ替えや投資割合の調整を積極的に行い、テーマや相場状況に応じて柔軟に対応します。

アクティブファンドの魅力は、成長が見込まれるテーマに集中投資ができることです。たとえば、AI、再生可能エネルギー、バイオテクノロジーなどの分野にいち早く投資し、市場全体が追いつく前にリターンを得られる可能性があります。

メリットとしては、当たれば市場平均を大きく上回るリターンが得られること、またテーマや戦略によっては景気の影響を受けにくい場合があることも挙げられます。

しかし、信託報酬は年1〜2%と高めで、米国の調査では10年間で市場平均を上回ったアクティブファンドは全体の約2~3割にとどまるといわれています。さらに、流行が終わって運用がうまくいかなかった場合には、基準価額が大きく下落するリスクもあります。

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