はじめに
5. 「家族の出費には、目をつぶっています」
家族と一緒に住んでいる人は、お金を貯めようと思うと、家族のいろいろな出費を少しでも削れないかと敏感になるのではないでしょうか。
でも、家族に向かって「なんでこんなにムダ遣いをして」「この買い物はやめて」などと指摘をしていると、雰囲気が険悪になります。隠れてカード払いをしたり、給与振込口座を別にも作ってへそくりにしたりといったケースも聞きします。
そのため、家族のある程度の出費には目をつぶることも大切。「夫(子ども)が電気をつけたまま寝落ちして電気代がもったいないけど、指摘するのはやめた(気づいたら消している)」「家族の○○の趣味には、口を出さない。そのかわり毎月〇万円は積み立てている」といった具合です。
貯蓄がある程度順調に進んでいれば、家族の気になる出費には口を出さずに、家族円満でいることも大切です。必要に応じて、穏やかな雰囲気のなかでマネー会議をして、お互いが納得できる形にできるとよいでしょう。
6. 「助成金など“もらえるお金”をチェックしています」
「物価も上がるし、税金や社会保険料も高くて…」と嘆く人は多いでしょう。実は徴収されるお金だけでなく、助成金など“もらえるお金”も充実していることを見逃してはいないでしょうか。貯蓄上手で人生を豊かにしている人は、そんな“もらえるお金”もしっかりチェックしています。
各自治体独自の「もらえるお金」を設定しているケースがよくあるので、自治体のHPを見てみましょう。自治体としてみれば、発信する情報が多く、「もらえるお金」だけを目立たせて掲載するケースはあまりないようです。そのため、なかなか見つけられないかもしれませんが、例えば「世田谷区(お住まいの自治体) 〇〇(購入したいものの名前など)」などと検索するのも一案です。情報を自分からとりにいくことで、思わぬ助成金や補助金が見つかるかもしれません。
7. 「人と比べなくなった」
自分を誰かと比較したことは、誰にでもあるでしょう。
しかし、人生を豊かにしている貯蓄上手な人は、「人と比べない」ようになった人が多いです。
人と比べると、幸せの基準が“他人次第”になってしまうからです。その結果、必要のないモノにお金を使って浪費が増えますし、そもそも自分が心から欲しいものでなければ、どんなにお金を使っても心は満たされません。
人生を豊かにするには、幸せの判断軸を“自分”に置くことがカギといえるでしょう。自分にとって満足できるお金の使い方ができれば、ムダも減って、お金が自然と貯まります。
以上、貯蓄上手で人生を豊かにしている人から、よく聞かれる言葉7つをお伝えしました。お金を増やすだけでなく、人生そのものをよりよくするヒントが詰まっていたのではないでしょうか。ぜひ、ご自身の言葉や行動に取り入れてみてください。
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