はじめに

被害を防ぐための5つの防衛策

公的機関を装った詐欺電話はいつ誰にかかってきてもおかしくありません。いざというときに慌てないために、5つの防衛策をご紹介します。

1.番号表示を鵜呑みにしない
着信画面の番号は簡単に偽装できます。警視庁の代表番号や末尾が「0110」などの警察署らしき番号が表示されても、安心材料にはなりません。相手が警察官を名乗った場合は、一度電話を切り、ご自身で該当の警察署の番号を調べて連絡し、状況を確認してください。

2.不審なビデオ通話には応じない
「顔を見せれば本物だと思うだろう」という心理を利用するための演出です。不審なビデオ通話がかかってきても、そもそも応答しないことが重要です。

3.個人情報は絶対に伝えない
名字や住所の一部を言い当てられても、全ての情報を把握されているわけではありません。特に口座や資産情報などは決して伝えないようにしましょう。

4.危険ワードに反応する
電話で「警察」「資金洗浄」「逮捕状」「資金調査」「容疑」などのワードが出たら、その時点で詐欺を疑うべきです。

5.SNS設定を見直す
知らない人からの友だち申請やメッセージ受信を拒否する設定にしておくと良いでしょう。様々なSNS経由で詐欺が仕掛けられるケースも増えているため、設定変更がおすすめです。

一本の電話で人生を狂わせないために

詐欺グループは、番号表示や服装、背景、小道具、専門用語を駆使し、冷静な判断力を奪おうとします。今回紹介した事例以外にも、手口は多岐に渡ります。

大切なのは、電話番号表示や相手の肩書きではなく「行動の中身」を見極めること。違和感のある要求があれば一人で抱え込まず、即座に家族や警察に相談する習慣を持ちましょう。確認と共有を徹底することで、詐欺被害を防ぐことができます。

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