はじめに
対策3:子どもがいる家庭の“イベント費”をスマートに管理
子どもがいる家庭では、年末年始のイベント出費が特に膨らみやすいもの。クリスマスプレゼントやお年玉、帰省時のお土産など、「思っていたより多くかかった」という声も少なくありません。お年玉の相場感をもとに、早めに総額を見積もっておきましょう。
未就学児:1,000〜2,000円
小学生:3,000〜5,000円
中高生:5,000〜10,000円
甥や姪が多い場合は、お年玉だけで数万円単位になることもあります。11月のうちに封筒を用意しておけば、慌てることなくATM行列も避けられ、新券準備も余裕をもってできますね。
また、クリスマスプレゼント選びは「欲しいものリスト」で事前に家族会議をするのがおススメです。祖父母と共有しておけば、同じものを重複して買うことも防げます。そして、“何を買うか”だけでなく、“どうして欲しいか”“どう使いたいか”など、子どものプレゼン力アップにもなります。今あるおもちゃを一緒に整理して、本当に必要か、変わりになるものは持ってないか、飽きずに大切に使えるかを考えることで、子どもにとって、ただ買ってもらうイベントになるだけでなく、その先の金銭教育にもつながります。
対策4:光熱費・食費の冬支度で「ゆとり」を作る
冬になると暖房代や食費が上がりやすく、気づかないうちに支出が膨らみがちです。ここでも、秋のうちの“ひと工夫”が節約につながります。
【光熱費対策】
・断熱シートや厚手カーテンで冷気をブロック
・暖房器具のフィルター掃除で効率アップ
・電気毛布や湯たんぽでエアコン使用を減らす
【食費対策】
・旬の食材をまとめ買いして冷凍保存
・値上がり前におせち食材や鍋セットを予約
・年末年始の献立を早めに決め、必要量を可視化
“早めの準備=節約”と考えることで、冬の出費を無理なくコントロールできます。
まとめ:秋のひと工夫で、冬のボーナスを味方に
家計は“季節”で動きます。12月が支出のピークだからこそ、秋の今が準備のチャンスです。
・冬ボーナスは「使う・貯める・投資する」で3分割
・イベント積立や早割予約で安心を先取り
・子どもと一緒に「お金の使い方」を話す時間を作る
秋の夜長に家族で「今年のボーナス、どう使う?」を話してみましょう。その小さな一歩が、冬のボーナスを“消えるお金”から“未来につながるお金”に変えるきっかけになります。
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