はじめに

コストと価値のバランスはどう判断する?

公立に比べれば民間学童は費用がかかります。週5回通った場合、相場の月4〜8万円程度に加え、送迎や習い事オプションでさらに上がるケースもあります。

<追加オプション例>
・送迎オプション:月5千円〜2万円
(利用日数で変動。基本料金に含まれているケースもあり)
・延長料金:30分500〜700円
・夏休み等、午前中から通う際の長期休暇パック:5〜10万円/月
・夕食オプション:600〜800円/回
・習い事オプション:1~2万円/月

一見すると高額にも思えますが、もし別々に英語やプログラミングなどの習い事や送迎を手配した場合(ベビーシッターへの送迎依頼は1回辺り5,000〜1万円)、同等かそれ以上の金額になることも少なくありません。

しかし、「習い事代+送迎費+親の安心感」をまとめて得られると考えると、コスト以上の価値を感じる家庭も実は多いのです。また、公立学童と併用するハイブリッド型にすることで、費用を抑えつつメリットを活かす方法もあります。

例えば公立学童に週3回、民間学童に週2回にする場合、費用は月3~4万円ほどに抑えることできます。民間学童を活用することで、公立学童に通えなくなった場合も親が退職や時短勤務をせずに済み、収入の減少やキャリア停滞を防ぐことにもつながります。

共働き家庭にとって、安定した働く時間を確保できることは、家計の安定と将来設計の両方に直結します。つまり民間学童の費用は「親の働く機会を守るための投資」としての意味もあるのです。

「学童に入れるかどうか」だけでなく、「どんな放課後を過ごしてほしいか」から逆算すると、選択肢はぐっと広がります。もしあなたが年長の子を持つパパ・ママなら、今から見学やスポット利用を始めることで、「小1の壁」が子どもの成長と学びを広げるチャンスに変わるかもしれません。

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