はじめに
2025年IPOの振り返りと今後の期待
ここで、2025年のIPOを振り返ってみたいと思います。IPO前や直後に注目を集めたオリオンビール(409A)、自動運転・先進運転支援向け「高精度3次元地図データ」を提供するダイナミックマッププラットフォーム(336A)などは上場来安値を更新するなど、株価が低迷しています。上場時は注目を集めて初値が高くなり、売買高は多いものの、その後売買高が大幅に減少することが、株価低迷の一因となっているように感じられます。
そうした中で、株価が好調だったのが、後継者不在や事業成長に課題を持つ中小製造業を譲り受けし、経営支援を行う技術承継機構(319A)です。
日本市場全体の活性化のためには、新規上場企業が持続的に成長することが不可欠です。現状では「上場ゴール」という言葉が聞かれることもありますが、こうしたイメージを払拭してほしいと願っています。
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