はじめに

「新興の投資信託会社」のファンドは避けるのが無難

確かに、投資信託会社が破綻したとしても、ファンドの組入資産は受託銀行が管理しているので、その価値が毀損する心配はいりません。

しかし、最近はNISAやiDeCoなどの確定拠出年金を通じて、投資信託で長期の資産運用をしている人が増えています。NISAで積立投資をしている場合、繰上償還されてしまうと、またイチから資産を積み上げていかなければなりません。結果的に、生涯非課税枠を満額にできる期間が先延ばしになります。確定拠出年金も、生涯非課税枠の決まりはないものの、繰上償還された場合の影響は及びます。投資信託会社の破綻は、その意味においてかなり影響が大きいと考えられます。

この手のトラブルに巻き込まれないようにするためには、特にNISAや確定拠出年金で長期の資産形成をする場合、新興の投資信託会社のファンドは慎重に判断することをお勧めします。もちろん新興でも、ファンドが人気化して運用資産の残高が数百億円規模になれば問題ありませんが、大概の投資信託会社は運用資産がなかなか集まらず、損益分岐点に達するまでに数年を要するケースが少なくありません。

投資信託会社のホームページには財務諸表が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。「セミナーの話に興味をもったから」という理由だけで、長期の資産形成のためのファンドを選ぶのは、それは投資ではなく、ある種のお布施に近い行為になりかねません。

長期の資産形成をする場合、大事なのは想定されるリスクを極力排除することです。その観点からすれば、世界中の株式市場に分散投資するインデックスファンドを長期の資産形成に用いるのは、案外、理に適っているのです。

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