はじめに

米国・欧州市場の動向

米国市場に上場するサンディスクの決算が話題を呼びました。SDカードやスマートフォンなどの身近な製品から、大規模データセンターやAI技術、自動運転技術などにも使われる半導体「NAND型フラッシュメモリー」を開発・生産する、世界トップクラスの半導体メーカーです。

29日に発表した2025年10~12月期決算で、純利益が7.7倍の8億3000万ドルとなり、上場来高値を更新しました。米テクノロジー大手各社によるAI向けデータセンターへの投資が相次ぐなか、NANDなどの需要は急拡大しています。なお、同社とフラッシュメモリーを共同開発する日本のキオクシア(285A)の株価も好調に推移し、19日週比23%高、12月末と比較して104%高となっています。キオクシアは2025年もプライム市場で上昇率トップの企業です。

欧州市場のASMLも堅調に推移しています。オランダに本社を置く半導体製造装置メーカーです。特に、EUV露光装置を製造できる唯一のメーカーとして知られています。最先端のEUV露光装置で世界シェア100%を誇ります。1月28日に2025年第4四半期および通期の業績を発表し、四半期売上高が過去最高を記録しました。第4四半期に97億ユーロの売上高を計上し、通期売上高は327億ユーロと2024年から16%増加しました。2026年にかけても過去最高の受注残を見込んでいます。

韓国勢も過去最高を記録

韓国のSKハイニックスやサムスン電子も好調な決算を公表しています。SKハイニックスは2025年通期の決算を発表しました。売上高は前年比46.8%増の97兆1467億ウォン(約10兆4000億円)、営業利益は約2倍の47兆2063億ウォン(約5兆円)となり、いずれも過去最高を更新しました。

サムスン電子は、2025年10月から12月期の事業別業績で、半導体部門の営業利益は前年同期比5.7倍の16兆4000億ウォン(約1兆8000億円)でした。

半導体メモリーのDRAM価格の上昇が続いており、今後も半導体関連に注目が集まりそうです。ただ、株価上昇のスピードが速いことには注意を払いましょう。

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