はじめに

ファンダメンタルズより「政治」を見る

11月に米中間選挙を控えるトランプ政権にとって、支持層を熱狂させるためには、対外的な「強硬姿勢」が最も効果的なパフォーマンスとなります。ベネズエラへの軍事介入も、グリーンランドへの野心も、すべては国内政治の力学と表裏一体なのだと考えられます。こうした「予測不能な政治主導のマーケット」こそが、2026年の最大の特徴と言えるでしょう。

株式相場においても、ファンダメンタルズの重要性は変わらないものの、それだけでは相場の方向性を決定づけられないことには注意が必要です。今年は、コーポレートガバナンス・コードの改訂などもあり日本企業の資本効率改善がさらに進んでいくでしょう。業績面も踊り場となった2025年度に比べて、2桁の増益が予想されています。それらをドライバーに、今年の日本株相場はさらなる高値追いが期待できます。しかし、そこに上述の地政学リスクの不透明感が重石となります。端的に言えば、良好なファンダメンタルズと不透明なグローバル・リスクの綱引きということになるでしょう。

2026年は、ボラティリティそのものが「ニューノーマル(新常態)」となる年です。この1ヶ月の金や国債の値動きが象徴的です。昨日の「安全資産」が、今日には「急落の主役」になる。そんな激動の時代において、我々に求められるのは、特定のシナリオに固執しない柔軟性と、突発的なニュースに過剰反応しない沈着冷静な投資判断です。

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