はじめに

習慣が変わる仕組みをつくる──行動経済学に基づく家計改善3ステップ

ロンドン大学の研究では、 “習慣が定着するには平均66日必要” と示しています。ここで 重要なのは「意志」ではなく「仕組み」です。 家計に応用すると、次の3ステップになります。

①決断ポイントを減らす(=自動化)
・つみたてNISAの自動積立
・給与日に自動的に先取り貯金
自動化は最も行動変容効果が高い方法の1つです。

② 選択肢を減らす(=判断疲れを防ぐ)
家計簿アプリのカテゴリを3つだけにする
・固定費
・変動費
・未来への投資
選択肢を減らすと、悩むポイントが減り、管理を続けやすくなります。

③小さな成功体験を積み上げる
・先月より1,000円でもプラスになったら「成功」と捉える
・家計簿アプリのグラフ変化を確認し、成果を“見える化”する
行動科学では、成功体験の積み重ねが最も強力な継続要因です。

こうした仕組みづくりに、最も適したタイミングが「今」です。

今日からできる3つのアクション

新年に立てた目標が少し揺らいでいるなら、今が軌道修正のチャンスです。そのタイミングで行うべき行動は次の3つです。

①固定費をひとつだけ見直す
通信費か保険、どちらかひとつで十分。 一度に全部やろうとしない方が成功率は高いです。

②自動積立を「今年分まとめて設定」する
年始はもっとも積立設定率が高まる時期です。節目のタイミングを活かして設定しましょう。

③今年のお金のテーマを“1語で決める”
例:整える/育てる/軽くする
潜在意識が方向づけられ、支出や選択が自然とそのテーマに沿っていきます。

家計を変えるのは、数字と心の「同時リセット」

心理学や行動科学では、人の行動の多くが意識的な計算ではなく、習慣や感情、直感的な判断によって左右されることが知られています。だからこそ、家計改善は「心」と「数字」をセットで整えることが最短ルートです。

2月というお正月ムードから日常に戻ったタイミングを活かし、未来につながるお金の習慣をつくっていきましょう。まずは今日、スマホのカレンダーに「固定費見直し日」を1つ登録してみませんか?

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