はじめに
年金に対する誤解を解消する
「年金がもらえるかどうかわからない」という声もありますが、これは制度に対する大きな誤解が影響していると考えられます。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、高齢者世帯のうち約4割は年金だけで生活しており、年金が収入の8割以上を占める世帯まで含めると約6割になります。もし年金制度が破綻すれば、生活保護受給者が急増し、結果的に税負担の大幅な増加につながるでしょう。そのような事態を政府が放置するとは考えにくく、年金制度が突然なくなる可能性は極めて低いといえます。
老後の生活費を考えてみる
老後の生活費は想像しにくいものですが、目安となるデータはあります。総務省の「家計調査報告 2024年(令和6年)平均結果」によると、高齢無職世帯(2人以上)の実支出は月額約28万7,000円、単身世帯では約16万9,000円です。
もちろん平均値であり、家庭ごとの差はあります。ただし、現役時代に比べて教育費や住宅ローンの支払いが終了し、支出が減るケースも少なくありません。現在の生活費が把握できていれば、老後の生活費もある程度は想定できます。
老後資金はどのくらい必要なのか?
「老後資金はいくら必要か」と聞かれても、正解は人それぞれです。老後資金とは、年金だけでは足りない部分を補うためのお金です。計算式はシンプルです。
老後資金=毎月の赤字額×12か月×想定年数(例:65歳から100歳までの35年間)
老後不安の多くは、「知らない」「考えたことがない」ことから生まれています。年金額は調べればわかりますし、生活費もある程度は見当をつけることができます。少し調べてみるだけで、老後不安は大きく和らぐはずです。これを機に、一度ご自身の老後を見つめ直してみてはいかがでしょうか。 老後資金は失敗できない!あなたが今からできる資産形成の始め方、お金のプロに無料で相談![by MoneyForward HOME]