はじめに
タッチ決済乗車とチャージ、どっちが得?
ポイント還元の面で、タッチ決済乗車とチャージではどちらが得なのでしょうか。
総務省「家計調査」(2025年)によると、二人以上世帯の1か月の支出の平均は31万4001円です。支出のうち、電車やバスなどの利用料金は「交通・通信」→「交通」に含まれます。「交通・通信」の金額は4万5562円ですが、その多くを占めるのは「自動車等関係費」や「通信」で、「交通」は5593円です。
「交通」が仮にすべて電車代だったとして、「クレジットカードのタッチ決済(還元率1%・100円=1ポイント)」「Oliveフレキシブルペイのスマホのタッチ決済(還元率8%・200円=16ポイント)」でタッチ決済乗車したときと、「ビューカードでモバイルSuicaにチャージ(還元率1.5%・1000円=15ポイント)+JR東日本の路線だけに乗車(50円ごとに1ポイント)の二重取り」でもらえるポイント数を比べると、次のようになります。

多くの場合、お手持ちのクレジットカードの還元率は0.5%か1%でしょう。還元率1%のクレジットカードで1年間タッチ決済乗車をした場合、年間でもらえるポイント数は660ポイントになります。
Oliveフレキシブルペイのスマホのタッチ決済であれば、1年間のポイント数の合計は5184ポイント。還元率8%の力は大きなものがあります。
ビューカード+モバイルSuicaの二重取りの場合、1年間のポイント数は2232ポイントで、Oliveフレキシブルペイのポイントには及びませんが、還元率1%のクレジットカードよりは多くなります。
ただし、JR東日本以外の路線を利用した場合には「乗車50円ごとに1ポイント」のポイントはつかなくなります(この場合、毎月75ポイント・年間900ポイントになる計算)。
ポイント面で考えれば、Oliveフレキシブルペイのような高い還元の得られるサービスを使えるのであれば、タッチ決済乗車のほうがお得でしょう。
タッチ決済乗車とチャージ、どんな人が得?
タッチ決済乗車は確かにチャージや事前購入の手間がかかりませんし、ポイントを貯める面でもお得になることが多いでしょう。一方、クレジットカードで交通系電子マネーにチャージして乗車すれば、私鉄・JR間の乗り換えがスムーズにできるのは大きなメリットです。タッチ決済乗車とチャージ、どんな人が得かは、使い方によって変わってきます。
・JRの区間を使わない人
・たまにしか電車に乗らない人
・自分が利用している経済圏のポイントを貯めたい人
・交通系電子マネーを作るのが面倒な人
JRの区間を使わず、タッチ決済だけで済む場合は、タッチ決済を利用するのを基本にすればよいでしょう。自分が普段から使っているクレジットカードなどで電車・バスに乗れば、同じポイントが貯められますので、ポイントを使うときにもまとめて使いやすくなります。
・JRの区間を使う人(乗り換え区間にJRを含む人)
・毎日の通勤や通学に使う人
・定期券を買う人
通勤・通学でJRの区間を使ったり、JRに乗り換えたりする人は交通系電子マネー一択になります。また、各クレジットカードに対応した定期券はまだない(2027年にも登場する予定)ので、定期券を利用するならば交通系電子マネーとなるでしょう。
お住まいによっては、両方とも使うこともあるでしょう。この場合は、タッチ決済乗車で済む移動はタッチ決済乗車、JRを利用するときには交通系電子マネーという具合に使い分けるのも一案です。
長らく交通系電子マネーを活用してきた電車・バスでの移動もクレジットカードをはじめとするタッチ決済乗車ができるようになってきました。自分の場合はどちらがお得か、あるいはどう併用するのがいいかを考え、上手に使っていきましょう。
「私、同年代より貯蓄が上手にできていないかも…」お金の悩みを無料でFPに相談しませんか?[by MoneyForward HOME]