はじめに

投資哲学だけで判断するのは危険

もちろん、定性評価も大切です。実際、アクティブファンドで投資哲学を語るファンドは少なくありません。

ただ、なかには定量面で見るべき成績がないため、ただひたすら「投資哲学」だけをセミナーなどのイベントで語り続ける運用者がいるのも事実です。そして、それを信じ込んでしまう人も案外多いのです。

これは大いに問題ありと言わざるを得ないでしょう。定性評価を見るなら、投資哲学だけでなく、運用体制、意思決定のプロセス、リスク管理なども総合的にチェックして判断する必要があります。

しかし、一個人でここまでの定性情報を入手する術はなかなかありません。そのため、多くの個人投資家は投資哲学だけを傾聴し、他社のファンドと比較しないまま、「この人がこう言っているのだから間違いない」という、あまりにもお粗末な判断基準でアクティブファンドを選びがちです。

「投資哲学」といえば聞こえはいいのですが、これが行き過ぎるとある種の「盲信」に近い状態になりがちです。どのファンドとは言いませんが、運用者=教祖、受益者=信者、購入資金=お布施と見紛うようなファンドがいくつか存在しています。

もちろんそんなアクティブファンドばかりではありませんが、この手のアクティブファンドも混在しているので注意が必要です。投資哲学ばかりを傾聴するのではなく、しっかり定量面にも注目するべきだと思います。

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