はじめに

早割活用で飛行機が最も効率的に

しかし、この数字だけを見て、飛行機での移動をあきらめてしまうのは早計かもしれません。飛行機は早期申込による大幅割引が適応されるからです。


ANAの「旅割75」を使えば、1万円以下での移動が可能に

たとえばANAの「旅割75」を利用すれば、年末年始でもかなり安い金額で移動することができます。大晦日、元旦、クリスマスという年間で最も高い期間でも多くの便で1万円以下の移動ができ、羽田空港から伊丹空港への移動費は2017年の金額では6,500円というルートもありました。

こうなると、家族3人で合計1万9,500円と、車での帰省とほぼ同じの水準となります。飛行機の移動は新幹線と異なり、100%座れるうえ、東京-大阪間であれば1時間ほどのフライトでとても楽です。

【飛行機での帰省(「旅割75」適応)】
・区間…東京駅→羽田空港→伊丹空港→大阪駅
・旅割料金…6,500円(飛行機代)+1,057円(電車代)

年末年始の帰省では、体力的にも費用的にも消耗しないために「飛行機の早割」が最もスマートな選択肢といえそうです。勤務先によりますが、あらかじめ年末年始休みの始まる日がわかっているなら、飛行機の早割を利用することで費用を抑えることができます。

一斉帰省に再考の余地あり

スマートに帰省ラッシュを乗り切るには飛行機の早期割引を活用するのが最も効果的だということがわかりました。ですが、そもそも「お盆だから」「正月だから」という理由で大変な費用と労力をかけて皆が一斉に帰省するという従来のスタイルは、効率的なのでしょうか。

もちろん、実家や親戚などとの挨拶やコミュニケーションは、今後の円滑な親族関係のためでもあります。ある程度高いコストは必要経費といえるかもしれません。

ですが、無理に帰省の「全日程」で顔を合わせられるようにプランを組むのは、あまりにも負担が大きいのも事実。最初か最後の1日だけ顔出しするように日程を組むことで、十分礼儀を通すことができるはずです。

航空会社の早割を賢く活用しつつ、帰省の日程を数日ずらすことができれば、大きなコスト削減になります。帰省ラッシュで消耗しないためにも2017年の帰省費用を見直して、「スマート帰省」を試してみてはいかがでしょうか。

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