はじめに

【記事の要点】
・キャッシュレスの使いすぎ原因は金利負担と複数決済による管理不全
・食費などの変動費は昔ながらの現金封筒分け管理に切り替えるのが確実
・決済手段を1つに絞り家計簿アプリで可視化することで予算内生活を維持

国の施策としてキャッシュレス化が着実に進んでいる日本。お財布を出さずに買い物ができ、支払いを瞬時に済ませられるため、その便利さを実感している方は多いでしょう。筆者自身もほぼキャッシュレスで支払っています。

しかし、SNSをのぞいてみると「使いすぎてしまう」「自分がいくら使っているのか分からない」「クレジットカードの請求額が多すぎて、気づけば分割払いに頼っている」といった切実な声が数多く投稿されています。

当たり前のことではありますが、自分の支払い能力を超えて出費してしまう事態は避けなくてはなりません。今回は、そのようなお金のトラブルを防ぐための具体的な方法について考えていきましょう。


1. クレジットカードの「分割払い」は極力避ける

クレジットカードの分割払いは、毎月の負担が少なくなるため、一見すると家計がラクになったような錯覚に陥りがちです。しかし、その高い金利負担は決して侮れません。

支払い方法や利用金額、期間によって異なりますが、実質年率が15%前後になることも珍しくありません。それを毎月、いくつもの支払いに対して重ねていけば、手数料だけで年間にして万単位の出費になってしまうケースもあります。

もし現在すでにリボ払いや分割払いを抱えているのであれば、十分な貯蓄がある場合に限り、一括で返済することを検討したほうがよいでしょう。

2. 都度払いはすべて「現金管理」に切り替える

自分で「意思が弱いタイプだ」と自覚している場合や、複雑な管理に極力手間をかけたくないという方には、昔ながらの「現金封筒分け管理」が確実でおすすめです。

水道光熱費や通信費といった固定費については、ある程度金額が一定しているため、これまで通りクレジットカード決済でも問題ありません。ただし、固定費の平均額に対して少しだけ余裕を持たせた金額を、あらかじめ引き落とし用の口座へ入れておきましょう。

それ以外の変動する支出、例えば食費や日用雑貨費、予備費(病院代など)は、予算ごとに封筒へ分けて入れて、そこから支払うようにします。食費に関しては、1週間ごとに小分けにしておくと予算オーバーを防ぎやすくなります。

また、毎月の封筒分けを行う際、貯蓄分のことも同時に考えましょう。可能であれば、最初の段階で貯蓄分を別口座へ入金してしまうのが理想です。もし過去の使いすぎたクレジットカード払いがまだ残っているなら、その資金をそちらの補填に回しましょう。

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