はじめに

2016年4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化され、私たち自身が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。販売に参入している企業の中から、自分のライフスタイルに合った企業やサービスを自由に選べるようになったのです。

2016年6月30日時点では全国で約126万件が大手電力会社から新規参入の電力会社に契約を切り替えました。中でも、東京ガスが電気とガスのセット割引が好調で、首都圏で始めた家庭向け電力販売の申込件数は約40万1千件(2016年7月20日時点)となり、2016年度目標の40万件を達成しました。

(参考:共同通信47NEWS)

「電力自由化」についておさらい

改めて、2016年4月からの「電力自由化」の内容と、これに伴い私たちの生活にどうのように影響があるのかを解説します。

電力自由化になる以前は、東京に住んでいれば東京電力、大阪に住んでいれば関西電力というように地域で決められた電力会社としか契約できませんでした。それが2016年4月の電力自由化以降は、契約している電力会社以外に電気の購入先や料金メニューを自由に消費者が選択できるようになりました。

今まで通り地域の電力会社でないと停電の心配、供給される電力は大丈夫なのか?と不安がよぎる人もいるかもしれません。でも、ご安心ください。電力自由化後も電力供給の仕組みには原則変更がありません。電力は、発電所から送電線、変電線、配電線の経路をたどり私たちの家まで供給されています。この経路については、電力自由化後もひき続き、政府が許可した企業、つまり各地域の電力会社(東京電力、関西電力など)が担当し、これまでどおり電気設備の建設やメンテナンスを行います。

つまり、どの電力会社から電気を購入しても、同じ送配電(電力ネットワーク)を通って電気が届けられるため、電気の品質や信頼性は全く変わりないのです。また、故障や停電の際には、送電会社がすべて担当するので、契約した会社によって停電修理の速度が違うということもありません。ということは、面倒くさがらず、自分のライフスタイルに合った料金プランがある会社を選んだ方が良いですよね。