はじめに
日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。
今回は、さんきゅう倉田著『元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話』をご紹介します。
『元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話』さんきゅう倉田著
私たちの暮らしに深く関わっているのに、学ぶ機会が少なく難しく捉えられがちな「税金」。元東京国税局職員でお笑い芸人の著者が、税金の基本から人気マンガを題材にした節税テクまで、わかりやすく解説します。
262ページ/総合法令出版/2017年12月14日
担当編集者のコメント
「孫悟空とチチが12月31日に婚姻届を提出した場合、孫悟空は配偶者控除をいつから受けられるか(『ドラゴンボール』より)」
「いきなり何を言っているんだ」と思われるでしょうか。
本書『元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話』は、堅苦しくなりがちな税金の話を、先の問題のように人気マンガを題材にかみ砕いて解説をしています。
会社勤めのビジネスマンにとっては、毎月給与から引かれる税金。「高いなぁ」と思っても税金について学ぼうとする意欲はなかなか湧かないのではないでしょうか。
ところが、ここ最近世間を騒がせている「仮想通貨」にしても「副業解禁」にしても、最終的に行き着く先は「税金の話」なのです。
フリーランスはもちろん、会社員でも税金の知識は無視できるものではありません。
東京国税局で税務調査を担当した後、お笑い芸人に転身したさんきゅう倉田さんは、一般の人向けに得する税務情報をTwitterで発信しています。
それも、覚えやすい俳句にしたり、マンガを題材にしたクイズにしたりと工夫が凝らされ、フォロワーをどんどんと増やしています。
結婚、離婚、災害、買い物、医療費、住宅、副業など人生のさまざまな場面で関わる税金。本書は、あらゆる場面で得をする税金の話が満載です。
ぜひ、お手に取ってお得な生活への第一歩を踏み出してください!
ちなみに、冒頭の問題の答えは、提出した「その年」。
配偶者控除は、12月31日時点で結婚している方が対象です。その年に1日だけしか夫婦関係になくとも、控除を受けられるのです。
(総合法令出版 担当編集:尾澤佑紀)