はじめに
フォトジェニックなギャラリーの併設
ギャラリーの装飾を手掛けたのは、アパレルや装丁などでも活躍するイラストレーターの利光春華さん。
店内の装飾も利光さんが手がけています。ギャラリーには、鏡とフォトスポットがあり、その中で写真を撮って楽しんでもらったり、一日の疲れを癒やしてもらえたらとのことでした。
今回、日比谷花壇ともコラボしており、書店でお花を買うこともできます。
わざわざきたいと思ってもらえるコンセプト
「劇場も多く、従来街にいらっしゃる8割ぐらいは女性なんじゃないかと思うほど、女性の街のイメージがある」と日比谷コテージのプロジェクト責任者、覚張正浩さんは言います。
東京ミッドタウン日比谷の開業でますます女性のお客様が増えると考えた時に、ビジネスとして合理的に考えてもターゲットを絞り込んだお店づくりをしようと思ったそう。
もうひとつに日比谷コテージがあるのは3階の一番奥で、アクセス的に優れているとはいえない立地。振り切ったコンセプトを打ち出さないと、わざわざこのお店を目的に来てもらうのは難しいかもしれない。この2つの要素から今回は女性のための本屋と言い切っていこうと決めたそうです。
「誰の心の中にもある乙女心」で男性も楽しめる
女性向けのお店だと男性は楽しめない……そうマイナスに捉えられがちですが、「乙女心を持っている方であればたとえ男性であっても来ていただいて、とても楽しんでいただけるお店なんじゃないかと思っております」とトータルプロデュースした横里隆さんは言います。
女性へのプレゼントを選ぶのでも相談してくれればアドバイスをくれるとのこと、誰しもが持つ心の中にある乙女心を発見しに一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(文:編集部 北村佳那)