はじめに

はしごのように壁に立て掛ける棚、ラダーシェルフ。イージーな佇まいが、空間に気楽で楽しげな雰囲気をもたらしてくれます。この棚の形状はシンプルですが、自分で作るとなると、支柱が斜めに立つことが意外にやっかい。支柱の端を斜めにカットするのに加え、支柱と棚板を斜めに接合しなければならず、頭が混乱しがちです。

そんなラダーシェルフも、ある金具を使えば、戸惑いなく、いわばオートマチックに作れます。それがPINK FLAGブランドの「LADDER BRACKET」と「SHELVING STAY ANGLED 10°」のコンビです。いかに簡単に作れるか、実際にレポートしてみましょう。


便利な材料と組み立て方

支柱の下端に取り付けるLADDER BRACKET。2個セット1800円(税別)。

棚受けとなるSHELVING STAY ANGLED 10°。左右セット1500円(税別)。

まず大きな助けとなるのが、LADDER SHELF LAYOUT SHEETという神です。いや紙です。好みの棚の高さ、棚板の間隔を決めたら、それをシートのフォーマットに当てはめるだけで、設計図ができ、必要な材料が割り出せます。

シートのフォーマットに棚の高さ、棚板の間隔を記すと、棚板の奥行がわかります。あとは棚の幅を決めれば木材を用意できます。

用意した木材です。支柱となる2×4_材(長さ1200㎜)2本と、棚板となるパイン集成材(厚さ18㎜)175×600㎜、225×600㎜、285×600㎜。すべてホームセンターで購入。ホームセンターのカットサービスを利用すれば、手間をかけずにここまで用意できます。木材代は約3000円。

2×4材にLADDER BRACKETをはめ、ビス用の穴にビスをねじ込みますが、その前にキリで下穴をあけておくと、よりスムーズにねじ込めます。もちろんインパクトドライバーやドライバードリルという電動工具を持っている場合は、それらを使えばスピーディーに作業できます。

ドライバーでビスをねじ込みます。ここでは16㎜のナベ頭タッピングビスを使いました。

両面からビスをねじ込み、LADDER BRACKETの固定完了です。

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