はじめに

料理によって使い分ける、3種類のもやし

もやしは大きく分けて3種類あります。「緑豆もやし」と「黒豆(ブラックマッペ)もやし」と「大豆もやし」です。

緑豆もやし

一番ポピュラーでなじみがあるのは、緑豆もやし。太さがあり、みずみずしくシャキシャキとした食感と安価で手に入るのが魅力です。食感を活かした料理に向き、サッと茹でてサラダや和えものにしたり、炒めものにもおすすめです。

黒豆もやし

黒豆もやしは細く、堅い食感で風味が強いのが特長です。根強い人気でコアなファンも多く、特に炒め物や蒸し料理などに向いています。もやしそのものの濃い味が楽しめます。

大豆もやし

大豆もやしは豆が付いた状態なので、豆の風味やコリコリとした食感を活かした料理によく合います。たとえば、ナムルやスープなどにおすすめです。他の2つに比べて栄養価が高いのも特長です。

それぞれの品種の特性を知ると、調理によって使い分けることができます。どの料理にどの品種が合うかを見極めて、もやし料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「ニラ」と一緒に摂れば、病気予防や美肌効果も

もやしは豆の栄養素を持ちながら、豆にはない発芽野菜としての栄養素も併せ持っています。主にタンパク質やビタミンB群、カリウム、ビタミンCなどを含みます。

また、もやしの水分量は95%以上とかなり多く、食物繊維も含むため、低カロリーでヘルシーな食材です。

もやしと一緒に摂るのにおすすめの食材は「ニラ」です。もやしに含まれないβ-カロテンを含むので、相乗効果で抗酸化力が上がります。老化を食い止め、病気予防や美肌効果が期待できます。

さらに食べ方にもポイントがあります。もやしは水溶性の栄養素を多く含むので、栄養素を丸ごと逃さず食べるためには、スープにするとよいでしょう。

鍋にたっぷりのもやしとにら、そして豚肉を重ねて塩を振り、少量の酒と水を入れて蒸し煮にすると、食べるスープのできあがり。もやしの食感があるので満足感も得られ、ダイエット食としてもおすすめです。

この記事の感想を教えてください。