お中元は年に一度の夏のご挨拶です。日頃からお世話になっている人への感謝の気持ちを込め、直接対面をして贈り物をするのが本来のあり方とされていました。

しかし、近年ではネットショッピングが一般的になったことで、宅配によるお中元ギフトのスタイルがすっかりメジャーとなっています。

今年もお中元シーズンがやってきました。喜ばれるお中元の選び方について、考えてみたいと思います。


お中元は「虚礼ギフト」?

お中元を「虚礼ギフト」などと揶揄する人が出てくるようになってきました。なぜ虚礼と呼ばれるかというと、受け取る側の都合や好みはさておき、すべての贈り先に食用油や洗濯洗剤などを画一的に贈る「贈る側本位」の人がいて、それが形式的、儀式的だというわけです。

お中元はギフトですから、本来は感謝の気持ちが伝わり、喜ばれることこそがゴールのはず。ですので、まずは相手が喜ぶかどうか、ということが第一義的に満たすべき条件といえるのではないでしょうか。

「日用品なら使ってもらえるだろう」「選ぶのが楽」という贈り物をする側の都合が先行されるため、虚礼ギフトと言われてしまう理由になっています。だからこそ、受け取る人に喜ばれるお中元選びになっているのか、という見直しをする必要があるのです。

ハズレの確率を減らす選び方

それでは、どうすれば虚礼ギフトではない、喜ばれるお中元になるのでしょうか。

お中元ギフトに限らず、贈り物をする際は相手の好みをはっきり理解していれば問題は起こりません。相手の喜ぶものを選ぶ、ただそれだけで「こちらのことを考えて選んでくれた」と気持ちの伝わるギフトになることでしょう。

しかし、お中元の難しい点は、贈り先が日頃はあまり交流のない親戚や、ビジネスの取引先という場合が多いということです。こうした相手には直接好みを聞くことができない事情が多いですから、何を選んでいいのかわからず、迷っている人も多いと思います。

そこで活用したいのが、お中元の意識調査結果などのデータです。これらを参考にすることで、喜ばれる商品選びができるわけです。今回は楽天市場の発表したデータを活用してみましょう。

お中元選びに活用できそうなデータ

同社が購買データを基に分析した「ご当地お中元ランキング」では、「義理堅さ」「“お気持ち”単価」「ギフト別」の3つの観点からギフトの違いをランキングで示しています(下表)。


このデータによると、同じ日本人といえども、住んでいる県でかなりの違いが出ていることがわかります。都道府県別の特性や人気のある商品の傾向をデータで理解すれば、受け取る側が喜ぶ贈り物選びのヒントになります。

たとえば、ゼリーは熊本県のデコポンゼリーが人気であること、また、そうめんは香川県の小豆島そうめんなど、そのご当地グルメをお中元として選ばれていることが、このランキングからはわかります。

また、富山県は「“お気持ち”単価No.1」とされていて、お中元ギフトの単価が平均1万5,990円と最も高いそうです。その理由について、海に面していて海鮮ギフトが選ばれることが多いから、と楽天は分析しています。

お中元ギフト選びに頭を悩ませる人は多いと思いますが、このランキングの「答え」に乗っかる、あるいは逆張りの選択肢を選ぶことで、喜ばれる可能性の高いお中元選びができるようになるわけです。