はじめに
リバランスのタイミングは自分なりのルールを守って
リバランスを行うタイミングには、定期型と乖離(かいり)型の2つが知られています。定期型は、1年に1回などと時期を決め、その時期がきたらリバランスを行う方法です。
それに対して乖離型は、資産の配分比率が本来の配分比率より一定以上(たとえば、20%以上、など)変動したときにリバランスを行う方法です。
長期投資をするなかで、取り組みやすいのは定期型でしょう。「年の始め」「誕生日」などとあらかじめ決めておいて、そのときが来たらリバランスをすればいいからです。
しかし、大して配分比率が変化していないのに無理やりリバランスを行うのは、ちょっともったいないかもしれません。
その点乖離型ならば、より効果的な場合にしかリバランスを行わないため、無駄を減らすことはできるでしょう。ただ、配分比率がいつ一定以上変動するかはわかりませんので、日々のチェックが欠かせなくなります。
どちらがいいかは考え方次第ですが、どちらにするにしても、自分なりのルールを決めたらそれを機械的に守るのが鉄則。「まだ上がりそう」などと主観を交えずに粛々と行うほうが、いい結果に結びつくことはもちろん、実際長続きするのではないかと思います。