はじめに

コーヒーチェーン大手も相次ぎ導入

天然のスイカジュースは自宅でも作ることができます。しかし、「作るなんて面倒、手軽にさっと飲みたい」と思う方には、コーヒーショップへ行くことをオススメします。

大手コーヒー店チェーンは今夏、スイカジュースを次々と導入しています。ターリーズコーヒーは「すいかスクイーズ100%」、プロントは「ソルティスイカジュース」を発売。スターバックスコーヒージャパンも一部店舗限定で「スイカ ラズベリー スクイーズ」を販売しており、さながら「スイカジュース大戦」の様相を呈しています。

このうち、プロントは2015年からスイカジュースを販売しています。フレッシュさをキープする製法を採用し、100%ストレートである点が売り。今年は「すいかミルク」(下写真)「すいか杏仁」「ソルティすいかジュース」と3種のバリエーションを展開しています。


「リン君のすいかミルク」は税込み450円(画像提供:プロント)

「発売当初から好評なため、4年連続で販売しています。お客様からもご支持いただき、過去最高の販売数で推移しています。午後の来客アップを狙って、30代・40代の男女がターゲットにしていました。実際にその年代層が来店します」(プロントの広報担当者)

その売れ行きは月間10万杯というヒットを叩き出しており、まさにプロントの夏の看板商品となっているようです。

自宅でスイカジュースを作るには?

自宅にミキサーを持っている人は、スイカジュースを簡単に作ることができます。スイカを4センチメートル角にカットしてミキサーにかけ、軽く塩を振るだけで完成です。

使用するスイカでオススメしたい点は次の2つです。まず、使用するスイカを種なしスイカを使用することができれば、スイカをミキサーにかけた後に「種をこす」という工程をカットできます。また、できるだけ甘さがあって、分量をたくさん作るためには、小玉スイカより大玉スイカを使用するのが良いでしょう。

スイカには糖分が含まれているので、やたらと砂糖を加える必要はありません。粘土の高いものを加える必要はありませんから、ジュースを作った後のミキサーの清掃もとても簡単です。

一方で、飲み過ぎには注意が必要です。スイカは水分が90%を占めており、多くのカリウムを含みます。カリウムには利尿作用があり、放熱効果が期待できる反面、短時間で大量に摂取すると、水分と放熱効果が相まって体を過剰に冷やしてしまいます。

おいしい余りに飲みすぎてお腹を壊さないよう、適量のスイカジュースを試してみてください。

この記事の感想を教えてください。