はじめに
サーキュレーターの併用で快適な室内に
さらにエアコンをよく効かせたい場合には、サーキュレーターの併用もオススメです。ポイントはやや斜め上か、前上に向けて置くこと。そうすることでお部屋の空気を上手に循環させてくれるので、部屋中、満遍なく涼しい気温を保つことができます。
「扇風機ではダメ?」という質問もよくされますが、はっきり言って効果の面では大きな差があります。風を人に当てることを前提としている扇風機では風量も弱く、部屋の空気を循環させるという点ではあまり効果を発揮してくれません。
エアコンの効きが悪い原因は外にあるかも?
室外機の周辺に障害物を置くと熱交換率が下がって、エアコンの効きも悪くなるので要注意です。ある程度の距離をおけば大丈夫なので、人ひとりが余裕をもって通れるくらいのスペースを確保してください。
真夏などは、遮熱フードなどで影を作ったりして、室外機の温度が上がりすぎないような工夫もしてあげましょう。
フィルターのお手入れは2週間に1回
最近はフィルター自動掃除機能を有したエアコンが大半なこともあり、ついつい掃除を後回しにしてしまいがちです。でもあまり放置しておくと、エアコンの効きが悪くなり、電気代が上がる原因にもなります。定期的に掃除機で埃を吸い取ったり、水洗いしてお手入れしましょう。
24時間稼働させている場合は、2週間に1回くらいが目安です。メーカーによっては、24時間稼働していると一旦動作を止めて、フィルター自動掃除機能が始動するタイプのものもありますが、それでも目安は2週間に1回と認識しておきましょう。
「エアコンはつけっぱなしの方が節電になる」という事実、知らなかった人も多いのではないでしょうか?残暑も厳しそうな今夏。正しく使って、より快適な毎日を送りましょう!
取材協力
本多宏行
大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年にテックマークへ入社。自動車の修理精査から始め、2000年頃から家電、PCの修理精査業務を開始。ガス製品(ガス給湯器、ガスコンロ等)や住宅設備(電気温水器、換気扇、浴室乾燥機、温水洗浄便座)に係る精査業務を行うなど、保証制度の進化と幅広い家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を取得し、現在、延長保証を利用した修理の精査業務で活躍中。