はじめに
飛行機での交通費を節約する
旅行で節約しやすい支出といえば、飛行機や新幹線などの交通機関です。空路であればLCC(格安航空会社)、陸路であれば高速バスにすることでグッと節約することができます。しかし一方で、これらの移動手段だと疲れを伴う可能性もあります。
質を下げずに価格だけを節約するなら、飛行機であればANAやJALのようなFSC(既存の航空会社)は早割で70%オフも80%オフも可能ですし、以前にこちらの記事「LCCよりMCC!快適な節約旅行は中堅航空会社が狙い目」でご紹介したようにMCC(中堅航空会社)を利用するという手もあります。
新幹線での交通費を節約する
新幹線は飛行機ほどの早期割引がないのが特徴ですが、それでも割引で購入する手段はいくつかあります。
回数券が発売されている東海道新幹線ならば、余った回数券が金券ショップで売られているのは有名な話ですね。
同じJR東日本でも「えきねっと」と「モバイルSuica」で価格が違うことも
また、インターネット環境が普及している現在、お得な情報はネットにあります。たとえば、JR東日本では新幹線を含む特急の指定席予約ができるシステムとして「えきねっと」とスマホアプリの「モバイルSuica」があります。
みどりの窓口で紙のチケットを購入する場合は定価になるところ、えきねっとやモバイルSuicaでは、10%、30%、ときには半額でチケットを購入することもできるのです。対象となる列車や座席数は限定されていますが、えきねっとであれば「お先にトクだ値」、モバイルSuicaであれば「モバトク」という割引システムです。
筆者も先日、北陸新幹線のチケットを購入する際、特別割引期間にあたっていたので、えきねっとの「お先にトクだ値スペシャル」とモバイルSuicaの「スーパーモバトクスペシャル」を比較してみました。結果、最終的に53%割引の金額でチケットを購入することができました。
このように、同じJR東日本でも「えきねっと」と「モバイルSuica」で価格が違ったり、限定されている座席数が違ったりすることがあるので、比較することが大前提です。
ただし、JRの割引システムは、キャンセル時の払い戻し手数料が割高であることも覚悟しておかなければなりません。他のJR各社でも、インターネット環境でのチケット販売はやっているので確認してみてください。
直前なら交通機関と宿泊のパック商品
飛行機の場合も新幹線の場合も、旅行会社の”交通機関と宿泊のパック商品”は比較的お得です。とくに直前で飛行機の料金が上がってしまっているときでも、パック商品はそこまでの料金の変動はありません。
パック商品ならば、正規の交通機関の往復料金と同程度の価格設定で宿泊がついているものも多数あるので、念のためにチェックしてみてください。
旅行専門の代理店の商品の場合、「2日前まで」などの締め切りが早い会社もりますが、航空会社が運営している旅行代理店でのパックなら直前まで買うことができます。
予算が足らないからと諦めず、情報を積極的に集めて、ぜひとも有意義な旅行を楽しんでください。