はじめに

新薬じゃなくても安全なのか

低価格なのはうれしいですが、薬を服用するなら安全面が気になりますね。

ジェネリック医薬品にも、新薬と同等の有効性や安全性が実証されていることは先ほども書きましたが、それ自体を製造・販売するためにも品質についての厳しい審査が行われています。つまり、効果や安全性、品質などのすべてについて国の審査で認められたものであるということです。

それだけではありません。ジェネリック医薬品の中には、有効成分や含量の単なるリメイクではなく、新しい技術を用いて工夫を施したリニューアル医薬品も数多くあります。例えば、新薬では苦かった味に関して苦味をマスキングすることで感じさせなくしたり、のどを通りにくかったカプセル剤を飲みやすい錠剤に変えたりといったことが行われています。

新薬の使用状況を見て、医師や患者により使いやすい含量の製剤にしたり、形や味、大きさ、服用性、使用感などが改良されたりしているということです。

ジェネリック医薬品のシェアは50%以上

厚生労働省のデータ(2015年9月現在)によると、ジェネリック医薬品の数量シェアは56.2%。なんと半分以上の人が新薬ではなく、後発医薬品を使っているのですね。

安全で、効果が高く、飲み心地、使い心地がより良い薬を低価格で買えるのなら、ジェネリック医薬品にしたほうがお得といえますし、これからもますます増えていくかもしれません。

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