はじめに
貯める極意②「支出を減らす」
1年間の目標額 50万6400円
お金を貯めるためには自分の支出をしっかり見直す必要があります。特に毎月決まって出ていく固定費を見直すと、その後の支出もずっと減らすことができるので、ここはしっかりチェックしたいところです。
食費を減らす…年間15万8400円
毎日コンビニかオフィスの近くでランチしていた分をお弁当持参に変えてみましょう。およそ800円かかっていたものをお弁当の材料費200円とすると
(800円-200円)×22日(毎月の出勤平均日数)×12ヶ月=15万8000円
スポーツジムを市の体育館に…年間7万2000円
たまにしか行っていないスポーツジム。やめると何も運動しなくなりそうなら、市の体育館のジムを活用してみましょう。
(1万2000円-6000円)×12ヶ月=7万2000円
保険料の見直し…年間6万円
保障内容が被っていないかチェック。医療保険や不要な死亡保険を洗い出し、必要ならば解約することもお勧めします。
(1万円-5000円)×12ヶ月=6万円
通信費…年間9万6000円
大手キャリアを格安スマホに切り替えると、大幅な節約になります。
(1万6000円-8000円)×12ヶ月=9万6000円
飲み会を減らす…年間12万円
誘われるがまま行っていた飲み会を月1万円までと上限を決めることも大切です。
(2万円-1万円)×12ヶ月=12万円
貯める極意③「きちんと貯めて増やす」
1年間の目標額 34万円
よくわからない支出が毎月2万2000円もあるのは考え物です。毎月1万円とボーナス時に一定額を貯めることにします。
・毎月1万円×12ヶ月=12万円
・ボーナスのうち11万円×2回=22万円
ボーナスを全部貯金するとしんどくなりそうですが、11万円を貯蓄にまわしたら、残りは自由に使ってよいと考えると続けていけるでしょう。張り切りすぎて無理な設定をしてしまうと続きません。続けられそうな金額を設定するのがポイントです。
きちんと貯めて増やすということで、本当はお金自身に働いてもらいたいところですが、1年という期間で考えるとなかなか難しいのが現状です。一般的な銀行の普通預金金利は0.001%なので100万円貯まったとして、それを1年置きっぱなしにすると税引き前で10円しか利息がつかないのです。
そこで、ネット銀行などの定期預金で少しでも金利のよいところを探してみましょう。イオン銀行で給与振込やクレジットカード所有など条件を満たせば普通預金でも0.12%になります(100万円で税引き前利息1200円)。少しでも貯まってきたら金利のよい「置き場所」を探すとよいでしょう。
ご参考までですが、以上、極意3つを合計すると1年で100万円を貯めることができます。一人ひとり、収入や家族構成、支出の内訳は異なるものですが、10年で「クイズ・ミリオネア」賞金の1000万円を目指せるかもしれません。自分のできそうなところから始めてみませんか?