生活

手取り月60万、子なし夫婦のお小遣いはいくらが妥当?

FPの家計相談シリーズ

「仮目標」を立てて逆算した貯蓄プランをつくる

ご相談内容に、「よいタイミングで節約のために1LDK程度の中古住宅を買うこともあり得る」と書いていらっしゃいましたね。そこで、次のことを考えてみてください。

・よいタイミングとはいつ?何がきっかけになりそう?
・節約ができれば(賃貸よりも購入のほうが安くなるのなら)どんな物件でもよい?
・1LDKが二人のライフスタイルにベストな間取り?
・買う場合の予算は?あるいは、希望物件の相場は?
・買うこともあり得るとは、買わないときは賃貸?実家を相続する?老人ホーム?

このように、普段は漠然と思っていることを、「いつ・何に・いくら」と具体的にすることで、深く考えることができるようになります。お二人にとって重要なことが、経済面なのか、利便性なのか、所有欲なのか、老後の安心なのか、などを話し合ってみましょう。

その結果、「5年以内に3,000万円の物件を買う」となったら、「今の貯蓄からいくらを頭金に出せるのか」「無理のない住宅ローンはいくらか」を逆算します。すると、「5年後にあと300万円頭金を増やしたいから、毎年60万円(月額5万円)ずつ貯めよう」という仮目標ができるのです。

また、老後についても同じです。日本年金機構の「ねんきんネット」では、老後の年金額の試算ができます。これらを使って老後の収入と今の支出の差を計算することで、いくら貯めたら良いのかが具体的にわかってきます。

将来がわからないからこそ、仮目標を立てて、逆算した貯蓄プランをつくってみてください。将来、目標が変わったとしても、そこで貯めてきた現金はきっと役に立つはずです。

お小遣いはいくらが妥当?

お金の平均や目安額は、気になりますよね。でも、平均額は一つの事例であり、その数字があなたの人生を豊かにしてくれるわけではありません。また、「収入が同じくらいだから、お小遣いの金額も夫婦同じ額に」と思っていらっしゃいますが、金額が同じことが本当に公平でしょうか?

もちろん、数字はわかりやすい目安ですが、たとえば妻が満足するお小遣いには13万円が必要で、夫は7万円あれば十分と思っているときに、お互い公平に10万円と区切っても、妻には不満が残るかもしれませんし、夫は「こんなにいらないのに」と思っているかもしれません。

「同じ金額」にこだわらず、お小遣いとして必要な金額をベースに考えてみませんか。

そのために必要なことは、お小遣いに含める支出とその金額です。家計とお小遣いを行ったり来たりしている主なものには、次のような支出があります。家計のお金とお小遣いを明確にした上で、お二人が納得できるお小遣い額を決めましょう。

・ランチ代
・家で飲むお酒代
・たばこ代
・友だちとの食事
・洋服代
・化粧品費
・散髪・美容院代
・外食費
・レジャー費
・趣味
・習いごとやスキルアップ費
・本
・カフェ

共働きの間に生活レベルが高くなりすぎて、老後に困ることがないように、「老後も家も、必要なお金は毎月自動積立しているから、あとは全部使っても大丈夫!」という家計のしくみをこの機会につくってみてくださいね。

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