はじめに
受験費用は1回1万5,000円~3万円
中学受験は、練習用・滑り止め・チャレンジ受験も含め、志望校以外も受験できます。さらに志望校を複数回受験できますので、3~6回以上の入学試験を受ける子どももいます。
筆者の場合、合計5回の受験申し込みと、願書用の写真代・当日の交通費を含め約10万円かかりました。最近はインターネットで願書を提出し、受験票を自宅でプリントアウトする方法が多いので、パソコンとプリンターがあるとよりスムーズです。
私立中学の教育費は公立の2.8倍
子どもが受験を乗り切り、晴れて私立中学校に合格したら、次は中学校の入学金をはじめ教育費がかかります。公立と比べて費用がかかることは想像できると思いますが、どのくらいかかるのでしょうか?
文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」から中学の学費総額をご紹介します。
上記調査結果は、学校に支払う費用以外に塾などの習い事の費用も含まれた費用となります。総額で見ると私立中学校は公立中学校の約2.8倍の費用になります。
「私立の方が塾に行かない分、費用がかからない」というママの声もありますが、私立中学校は入学金・授業料自体が公立中学校より非常に高いです。家計と別に子どもの教育費用の通帳を作るなどして、確保しましょう。
経験者に教えてもらいながら親子で乗り切る
筆者の子どもは2018年1月に中学受験をしました。今から振り返ると、塾代や中学校の学費以上に働きながら子どものサポートができるかどうかが一番心配でした。また、子ども自身、5年生から勉強が難しくて落ち込む時期もあり、子どものメンタルケアは一番悩みました。そんなとき、受験経験者に相談し教えてもらったり、不安なことを親子で色々話したりしたことが、今となっては一番よかったと思います。
受験は子どもがするものですが、親として心配なことは受験経験者や身近に応援してくれる人に相談しながら、子どものサポートをしてくださいね。