はじめに

コツコツ頑張るのではなく、ラクして得する節約術をご紹介する「知らなきゃ損! ラクして得する節約術」の最終回は金利のお話です。

金利とは、お金を借りる際に借入金額に応じて支払う利子(利息)の割合のことです。みなさんの身近な金利と言えば、預金金利、住宅ローン金利、車のローン金利、クレジットカードの分割やリボ払いの金利などがありますよね。

お金を貯めている人は金利との付き合い方が上手です。詳しくみていきましょう。


貯蓄用は高金利なネット銀行で

車や住宅の金利は私たちが支払うものですが、預金金利は貰える金利です。なぜ銀行にお金を預けると金が貰えるのでしょうか。

銀行は、私たちが預けたお金を個人や会社に貸し付け(融資)して、利子を取っています。その利子の一部として、私たちの預金に金利がつくのです。どれくらい金利がつくのかは銀行によって異なります。せっかくお金を預けるなら預金金利が高いところに預けたいですよね。

一般的にネット銀行は都市銀行、地方銀行より預金金利が高いところがほとんどです。イオン銀行、ソニー銀行などが代表的なネット銀行になります。通常の銀行口座の普通預金の金利は0.001%ぐらいですが、ネット銀行の定期預金だと、その10倍~100倍の金利がつくところもあります。

特徴を調べ、自分のお給料などが振り込まれるメインバンクと相性のいい銀行を選びましょう。

住宅ローンは急いで返さなくてもいい

一方、支払う方の金利ですが、他のローンはそれほど気にしていなが、住宅ローンだけは気にしているという人も多いのでは?ほとんどの人にとって、家は一生で一番高い買い物。また、30年、35年支払が続くので、繰り上げ返済がお得だと考える人も多いでしょう。

しかし、今の住宅ローン金利は低金利なうえ、住宅ローン控除(10年間、住宅ローン残高の1%を所得税から控除)などもあり、実際に支払う利息はそれほど重くはありません。繰り上げ返済をするよりも、貯蓄を優先させましょう!

仮に高い金利で住宅ローンを組んでいたら、借り換えをして金利を低くすることもできます。

(1)残高1000万円以上
(2)金利差1%以上
(3)返済期間10年以上
この3つすべてに当てはまれば、確実に借り換えた方が得かもしれません。

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