はじめに
前回記事「遊び方改革って何?忙しい人こそ知って欲しい遊びの効能」では、働き方改革の前に遊び方改革を推進して、人生の時間に遊びという要素をいれる効果、効能について発達心理学を切り口にお伝えしました。
今回は、遊び方改革上級者から更にひもとき、活き活きを表現し、人生に好循環をつくる一歩をお伝えします。
遊び方改革上級者の好循環サイクルとは
次にあげる3つのポイントは、私の仕事である組織開発のコンサルテーションで出会った、困難を乗り切る力がある人や組織変革の核を作れる人の特徴です。
1.自分の時間を作り、感じる・競う・つくる・演じるなどをして心の切り替えが出来る。
2.マインドを切り変えた後、現在抱えている困りごとや問題に向き合い、新たな考え方を産み、仲間をひきつけ、協力しあって突破口を見出せる。
3.場の雰囲気をもアップさせ、周囲も活き活きさせることができる。
遊び方上級者であれば、すでに1は出来ていることでしょう。
ポイントは2で、仲間をひきつける魅力を醸し出せるかどうかが分かれ道となります。そのためには、ノンバーバルコミュニケーションをどれだけ表現できるかがキーとなります。
ノンバーバルコミュニケーションとは、仲間をひきつける魅力のこと。コミュニケーションには、言葉による言語コミュニケーションと、言語以外のノンバーバルコミュニケーションとがありますが、人を初対面で判断するとき、約97%はノンバーバル(非言語)からの情報で脳が処理しています。
遊び方改革上級者で、且つ仕事にも好循環サイクルをもたらす人は、遊び疲れを引きずらずにエネルギーチャージが出来、またそれを表現するための演出が出来ています。
「そこまで気遣えている」という表現が正しいですね。これが魅力となり人をひきつけます。
好循環サイクルをもたらす人の特徴
・スーツにも埃がなく、小まめな手入れが行き届いている。
・髪型もつめも清潔感がある。
・肌つやも良い(体調が肌に出る)。
・遊び方改革により、楽しい思いをしていて、笑顔を作っているため、笑顔の筋肉、口角の周りが上がっている。笑顔として相手に認知され、心のガードをはずせる。
・声のトーンも低く暗くなく、声がはっきりして明瞭。
・頭がスッキリしているため、善悪の判断や物事の伝え方に筋道がたてられている。
・心のゆとりが得られているため意見を聞き、受け止める余裕がある。
・自分に自信があるため、現状の困りごとの開示、思っていることの開示が出来、相手からも分かりやすく、対応しやすいと感じさせる。
ノンバーバルコミュニケーションの表現の仕方の工夫こそ、人がひきつけられる魅力の演出となります。自信のない人は、まず、今の自分のノンバーバルコミュニケーション能力をチェックしてみてください。それが魅力を伝える一歩です。
ノンバーバルコミュニケーション能力チェックリスト
□ 髪型言語
□ 話のテンポ
□ 服装言語
□ ジェスチャー
□ 表情言語
□ 座り方、立ち方
□ 顔色言語
□ 相槌
□ 声のトーン