読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は竹内美土璃氏がお答えします。

35年で住宅ローンを組み、完済は70歳です。住宅ローン控除が終わる7年後に200万~300万円ずつ、5年ごとに繰り上げ返済する計画を立てています。しかし、その頃ちょうど中学生になる子供の教育資金を考える時期に重なります。住宅ローンの繰り上げ返済と教育資金、どちらを優先させるべきでしょうか。


〈相談者プロフィール〉
・男性、38歳、既婚(妻:会社員)、子供1人(小1)
・職業:会社員
・居住形態:持ち家(戸建て)
・手取りの世帯月収:53万円
・毎月の支出目安:38万円
・貯金:1700万円
・投資:100万円
・負債(住宅ローン):4000万円


竹内: こんにちは。ファイナンシャルプランナーの竹内美土璃です。ご相談ありがとうございます。住宅ローンの繰り上げ返済のご計画、将来の見通しも考えられていて素晴らしいです。

ご相談者様は、あと7年間は住宅ローン減税をお使いになり、70歳まで続く住宅ローンの返済期間を少しでも短縮するため、繰り上げ返済をご計画されているのですね。とてもいいことです。余裕があれば、ぜひ繰り上げ返済をおすすめします。ただ、繰り上げ返済とお子さんの教育費との兼ね合いがご心配とのこと。心配を解消するため、具体的にご相談者様の家計のキャッシュフローを見ていきましょう。

繰り上げ返済と教育費の準備どちらを優先させる?

住宅ローンの繰り上げ返済とお子様の教育費のどちらを優先するのか。私個人的には、まずは「お子様の将来のため教育費を優先すべき」だと思っています。

お子様は、まだ小学校1年生とのことなので、お子さん自身が将来何になりたいかわからないですよね。だから、お子さんに代わって、ご夫婦で相談して考えてあげてください。その時には、お子さんの希望だからといって決してお金の面で無理をしないこと。ご相談者様ができる範囲で、まずはお子様の希望を叶えてあげるための教育費がいくらになるのかを決めましょう。そして、住宅ローンの繰り上げ返済については、老後のお金も考えながら、キャッシュフロー表と照らし合わせて考えていってください。