はじめに

中央本線の特急列車の運転形態を大幅変更

中央本線新宿駅~松本駅間の特急列車は「スーパーあずさ」と「あずさ」の2本立てでしたが、今改正から最新鋭のE353系12両編成(9+3両)に車両を統一したため、E353系を使用した列車の「スーパーあずさ」の愛称が廃止となります。

新宿駅~甲府駅間などを結ぶ特急「かいじ」の定期列車もE353系となり、新たに新宿駅~大月駅~河口湖駅間を結ぶ特急「富士回遊」が2往復新設されます。「富士回遊」は富士急行線の河口湖駅まで直通運転されるため、大月駅での乗り換えなしに富士山・富士五湖方面の旅が楽しめるようになります。

この列車の新宿駅~大月駅間は「かいじ」に併結され、新宿寄りの1~3号車が「富士回遊」、4~12号車は甲府駅発着の「かいじ」として運転されます。

また、最新鋭の車両に統一したことで、中央本線の特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」は普通車の全車両が座席指定可能となり、座席未指定券では車内の空席が利用できるという新たな着席サービスが導入されます。座席上には指定席の発売済み区間を知らせるランプが設置されており、座席を指定せずに乗車した場合はランプの色により座席の移動が必要となります。

なお、改正後は「あずさ」の停車駅の見直しが実施され、下諏訪駅は朝と夜に上下各1本停車と大幅に変更されていますので注意が必要です。

関西では「おおさか東線」が全線開業

JR京都線新大阪駅から関西本線(大和路線)久宝寺駅までを結ぶ新路線として、2008年3月に放出駅~久宝寺駅間が開業したのが「おおさか東線」です。

JR西日本と大阪外環状鉄道株式会社とJR西日本が整備を進めていた同線の新大阪駅~放出駅間の開業が2019年3月16日に決定し、新大阪駅~放出駅間に南吹田駅、JR淡路駅、城北公園通駅、JR野江駅の4駅が開業します。

これにより、東海道・山陽新幹線の新大阪駅から関西本線(大和路線)王寺駅・法隆寺駅・郡山駅・奈良駅を結ぶ「直通快速」が運転されるようになり、新大阪駅から奈良方面へのアクセスが向上します。

京都鉄道博物館

また、山陰本線(嵯峨野線)の京都駅~丹波口駅間に「梅小路京都西駅」が開業し、普通電車が日中時間帯に1時間当たり4本停車するようになります。これにより、京都駅からバスを利用していた京都鉄道博物館をはじめとする梅小路公園周辺の各施設へのアクセスが、普通電車の利用で所要時間3分と利便性が向上します。


今回はJRグループの3月ダイヤ改正の概要をガイドしましたが、北海道から九州までの各線で利便性向上のための時刻修正などが行われています。詳しくは2月25日発売の「JR時刻表3月号」などでご確認の上、春の行楽旅行やビジネスで新しい列車などご利用ください。

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