腸内フローラを整えるために気をつけること

適量のお酒を飲むことでストレスから腸内フローラを守り、健康な腸を保てば、いつまでもおいしいお酒が楽しめるという好循環が生まれます。

では、きれいな腸内フローラとはどういう状態で、それを保つにはストレスを抱え込まないこと以外にどんなことに気をつければいいのでしょうか。

腸内細菌には「善玉菌」(乳酸菌、ビフィズス菌など)と「悪玉菌」(大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など)、さらに「日和見菌」(バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌など)があります。

この3つのバランスが「たくさんの善玉菌・わずかの悪玉菌・ほどほどの日和見菌」という具合になっているとベストだそうです。


『「腸」が喜ぶお酒の飲み方』45Pより

善玉菌の代表格である乳酸菌とビフィズス菌は、納豆やヨーグルトなどの発酵食品に含まれています。

また、水溶性の食物繊維は善玉菌のエサになりますが、この水溶性食物繊維を多く含む代表的な食材はキャベツです。キャベツには他にもさまざまな効果があり、藤田さんは、酒宴の前やおつまみにたくさん食べることを強くすすめています。

悪玉菌は肉のコレステロールをエサにします。増えすぎるとアンモニアなどの有害物質をつくり出して生活習慣病の原因になりますが、一方で外からくる有害な細菌を排除したり、セルロース(不溶性食物繊維)を分解したりする役割があるので、一定数は飼っておいたほうがいいそうです。

不溶性の食物繊維は大豆などに多く含まれていますから、それらを食べ、悪玉菌を適度に働かせておくと増えすぎずに維持できます。

日和見菌というのは、その名の通り善玉菌と悪玉菌の優勢な方に味方する菌です。したがって悪玉菌が増えすぎるとあっという間に腸内バランスが崩れます。

つまり、納豆などの発酵食品を食べて善玉菌を増やしつつ日和見菌を援軍につけ、悪玉菌を適度に働かせるために野菜や豆類を食べる。そして適量のお酒によってストレスを解消する。こうすることで、腸内環境は理想的な状態に近づくわけです。


藤田さんは本書『「腸」が喜ぶお酒の飲み方』で、キャベツや発酵食品以外にも「体にいい酒のつまみ」をたくさん紹介していますので、参考にしてください。

腸内環境を意識した食生活を送り、お酒は体質に応じた量を体にいいおつまみとともにかしこく飲む。いくつになってもうまいお酒を飲みたいなら心がけたい習慣です。

『「腸」が喜ぶお酒の飲み方』 藤田 紘一郎 著


「腸」ブームの立役者、藤田氏の初の【お酒】の本。お酒を“かしこく”飲めば、“ストレスが減って腸内環境が整い、健康的な楽しい生活も不可能ではありません。アルコールの8割を吸収する「腸」が喜ぶ、お酒や水の飲み方、つまみの選び方!

(この記事は日本実業出版社からの転載です)